• Google Cloudに関する記事
6分で読める

小売業向け Google Cloud ソリューション徹底解説

こんにちは、クラウドエース編集部です。

Google Cloud では、小売業における DX 推進をサポートするさまざまなソリューションを提供しています。
多数の企業において、Google Cloud の導入により、データの適切な活用によるビジネス変革や、店舗へのAI ・機械学習の導入を行い、売上や生産性の向上という結果に繋げています。

今回は、Google Cloud が提供する小売業向けのさまざまなソリューションについて、活用事例とともに紹介します。

オンラインショップでの収益拡大


コロナ禍を経てますます需要が高まったネットショッピングは、小売業のビジネス成長に欠かせない販売チャネルとなっています。
Google Cloud では、オンラインショップでの収益拡大をサポートするいくつかの機能を提供しています。

e コマースプラットフォーム

オンラインショッピングのプラットフォームで大切なことは、信頼性とスケーラビリティと操作性の高さです。
Google Cloud では、その全てを満たす e コマースのプラットフォームを提供しています。
新たなプラットフォームへと移行することで、パフォーマンスと顧客満足度の両方の向上が期待できるでしょう。

小売業向けの API 管理

販売システムと集客メディアなどのチャネルの統合には、 API 管理プラットフォーム「Apigee」が利用できます。
API 公開によって外部のアプリケーションと連携しやすくすることで、機能拡充や利便性の向上が実現できます。

商品検索ソリューション

ネットショッピングでエンゲージメントを高めるためには、検索履歴や購入履歴に基づくレコメンデーション機能が欠かせません。
Google Cloud では、訪問者 1 人ひとりにパーソナライズされたレコメンド機能を提供するソリューションが提供されています。

ピークシーズンプレミアムサポート

繁忙期には、Google Cloud と連携して事前準備や計画を立てることも可能です。
初期容量計画、アーキテクチャ レビュー、信頼性調査などさまざまなオプションにより、大量のアクセスにも対応できるようになります。

【事例】IKEA Retail(Ingka Group)

オンラインショッピングに Google Cloud を活用した事例を見てみましょう。

大手家具メーカーの IKEA Retail は、商品検索ソリューションである「 Recommendations AI 」をオンラインショップに活用することで、 オンラインサイトでの平均注文額を 2% 増加させました。

同社のオンラインサイトには元々レコメンド機能が備わっていましたが、コロナ禍において顧客行動やニーズが変わったことを受け、より精度の高いレコメンデーション機能が必要だと考えました。

そのソリューションとして選ばれたのが「 Recommendations AI 」です。
これは、機械学習を活用してパーソナライズされた商品レコメンデーションを取得する API です。
「あなたへのおすすめ」「よく一緒に購入されている商品」「関連商品のおすすめ」などのモデルがあり、コンバージョン率、クリック率、および収益の最適化などのビジネス目標に合わせてカスタマイズすることもできます。

同社では Recommendations AI の導入によって 30% のクリック率増加、平均注文額は 2% の増加という結果を出しています。

ビッグデータの活用


新たな商品の開発からマーケティング、質の高いサービスの実現など、あらゆる目的で活用されるビッグデータ。
Google Cloud には、あらゆるタイプのデータを簡単に収集・分析・活用できるソリューションが用意されています。

最先端のデータウェアハウス

ビッグデータを適切に処理・活用するためには、分析に最適化された状態でデータを保存することが大切です。
Google Cloud で提供される小売業向けのデータ分析ニーズに応えたデータウェアハウスを活用することで、ビジネスをシームレスに拡大できるようになるでしょう。

Looker による小売分析

「 Looker 」とは、データの安全性を保ちながら素早い分析ができる BI です。
分析機能のほか、ワークフローの統合、カスタムデータアプリに至るまで、小売業者が必要とする数多くの機能を提供しています。
収益の増加や CLTV の向上、運用の合理化に役立てられます。

【事例】セブンイレブン・ジャパン

ビッグデータの活用ソリューションとして Google Cloud を活用した事例を紹介します。

全国各地にコンビニエンスストアを展開するセブンイレブン・ジャパンでは、IT 戦略を支えるデジタルデータ基盤「セブンセントラル」を Google Cloud 上に構築しています。

今回のプロジェクトは、システムの複雑化・レガシー化という課題を抱えていた同社が、そのソリューションとして各店舗や本部、社外の既存システム内に散在している各種データをクラウドに集約し、店舗の状況をリアルタイムに把握できるようにする。というものでした。

そのクラウド基盤に Google Cloud を選択した理由は、ビッグデータ関連サービスへの期待と、将来に向けた拡張性を見据えてとのこと。

具体的には、商品購入から数分でデータをクラウド上に集約する「ストリーミング分析ソリューション」、本部・加盟店・パートナーがデータを自在に活用できる環境の構築のために「 Apigee 」や「 BigQuery 」などの Google Cloud サービスを活用しています。

このような Google Cloud を基盤とした環境構築により、ユーザーが商品を購入後、セブンセントラルがそのデータを活用できるようになるまでの時間はわずか 1 分以内となっています。(これは当初の目標 60 分を大幅に上回る驚異的なパフォーマンスでした)

全国 2 万店超から寄せられる POS データをリアルタイムに得て、データをクラウドに集約・活用することを実現しているのです。

また、この「セブンセントラル」プロジェクトは、弊社クラウドエースにとってもシステムインテグレーションの新たな旗印「SI 2.0」を掲げ、社運をかけてサポートさせていただきました。これまでの SIer の下請け構造から脱却し、日本企業全体の技術力を底上げしていくために、ただ開発するだけではなく、お客様自身にクラウドネイティブな技術力や知見、アジャイル開発・DevOps などのチームビルドやマインドセットなどを身につけてもらえるよう伴走いたしました。

そして、 Google Cloud の グローバルな事例の中でも成果と先進性が評価され、2020年の小売部門のカスタマーアワードを受賞いたしました。

オペレーション改善の促進


テレワークの普及やクラウド移行の推進に伴い、全体の業務を効率的に管理するシステムの必要性が高まっています。
Google Cloud で提供されている、オペレーション改善を促進するソリューションについて見てみましょう。

ERP システム「 SAP 」

Google Cloud では、 世界の優良企業における業務プロセスを基に開発された ERP システムの「 SAP 」を提供しています。
従来の EPR からの移行を進めることで、業務プロセスを世界レベルに標準化し、業務効率化を図ることができます。

小売業者向けの「 Anthos 」

「 Anthos 」とは、オンプレミスや任意のクラウド環境におけるサービスを統合的に管理するためのプラットフォームです。
これを利用することで、例えば複数の店舗を持っている場合でも、アプリケーションを一貫性のある形でデプロイ、設定、管理できるようになります。

Google Workspace による働き方の変革

Google Workspace は、オフィスワークで利用できるあらゆる機能を提供するグループウェアです。
現場と本社の従業員を結びつけ、場所を問わず迅速に共同作業を進めることができるようになります。
生産性と効率性の向上に直結するソリューションと言えるでしょう。

AI によるコンタクトセンター

コールセンターやコンタクトセンターに AI を活用することもできます。
例えば仮想的なスタッフを置けば、問い合わせにおける基本的な対話を自動化できます。
複雑な問題の場合は電話通話のリアルタイムな音声文字変換を通して、人間のスタッフにシームレスに引き継ぐことも可能です。

【事例】株式会社ファミリーマート

Google Cloud の活用により業務効率化を実現している事例を紹介します。

大手コンビニエンスストアを運営する株式会社ファミリーマートでは、 業務効率化のために Google Workspace を導入しています。

Google Docs やSpred Sheets などの文書・表計算ツールの利用により、それまでデータをメールに添付してやり取りしていたのが、クラウド上で共同編集が可能となり業務が大幅に効率化されたとのこと。

コロナ禍のオンラインミーティングでは、Google Meet が活躍。
開催の場所や規模にも左右されない打ち合わせなども増えており、コロナが収まった後も Google Meet が利用されるケースが増えると予想されています。

そのほか、社内アンケートでは作成から配布、回収までをスピーディーに行える Google フォームが活用されたり、メールや電話よりも気軽にかつ簡潔に行えるという理由から Google Chat を利用する人も増加したりしているとのことです。

まとめ

ここまで、小売業向けの Google Cloud ソリューションについて紹介してきました。
生産性・売上の向上や業務効率化についてお悩みの事業者の方は、この記事を参考に Google Cloud の導入を検討してみてください。

また、Google Cloud 導入の際にはぜひクラウドエースにお気軽にご相談いただければと思います。
弊社のインサイドセールス部門がお客様のビジネスのご状況や、導入・検討のきっかけなどをヒアリングし、最適なご提案をさせていただくことも可能です。

Google Cloud と クラウドエースのご紹介資料

まずは資料から、という方はこちらからダウンロードしていただけると幸いです。

この記事を共有する

合わせて読みたい