Google Cloud を活用すれば、オンラインでのスムーズなコミュニケーションを実現できます。
代表的なサービスには、チャットボットを簡単に作成できる「 Dialogflow 」、高度なレコメンドエンジンの「 Recommendations AI 」などが挙げられます。
ストリーミング 3D と AR
ウェブサイトや仮想ショールームに 3D や AR を活用することで、顧客へいつでも臨場感溢れる体験を提供できます。
もちろん、効率的な車両の開発にも 3D・AR を活かせるでしょう。
高度なマーケティング分析
Google Cloud のデータ分析機能を活用することで、マーケティングのパフォーマンスを把握・予測できます。
顧客をきちんと理解することで、パーソナライズされたサービス提供も実現可能です。
これにより、顧客満足度をさらに向上できるでしょう。
EC サイトの刷新
Google Cloud を活用して、EC プラットフォームを刷新しましょう。
Google Cloud のセキュリティとスケーラビリティにより、サイトパフォーマンスとカスタマーエクスペリエンスの両方を高められます。
ディーラー / OEM の統合
OEM とディーラー間で安全にデータを交換するには、API 管理プラットフォームの「 Apigee 」が便利です。
さらに、もっと効率的に作業を進めたい場合には、グループウェアの「 Google Workspace 」も活用できます。
【事例】CES
Google Cloudの 3D/ARソリューションを活用してイベントを開催した CES の事例を紹介します。
CES とは、米国で毎年開催される電化製品の見本市です。
自動車も含めて、世界中のさまざまな企業が集まり、新たな技術や製品を発表します。
新型コロナウイルスの影響で、2021年に CES は初めてオンラインでの開催となりました。
ここで課題となったのは、バーチャルショーにおいてどのように参加者に没入感を与えられるかということです。特に新車のような大きな買い物において、「製品に実際に触れられない人が、いかに購入を決められるか」という懸念点があったそう。
オンライン上でも臨場感のある体験をしてもらうため、CES は Google Cloud の導入を決めました。
代表的な例は Jeep の新車展示です。オンラインでの新車披露にあたって、スマートフォンで QR コードをスキャンするだけで新車を体験できるサービスを提供しました。自宅の車道や空き地にカメラを向けると、目の前に新車の AR モデルを見ることができるのです。360° から細かい部分までチェックできるのはもちろん、中に入ってインテリアを見たり、色を変えたりすることもできます。
(画像は Google Cloud 公式ブログより転載)
このサービスの実現のためには、Google Cloud の「 Scene Viewer 」を使用して AR 対応デバイスにストリーミングを行い、ゲーム機レベルの GPU、メモリ、プロセッサを搭載したレンダリングサーバーをユーザーの近くに設置したとのこと。
CES は今後、自動車業界に留まらず、さまざまな企業がこのような機能を活用できるようにするとのことです。
最先端のコネクテッドカー/インフォテインメントの提供
常時インターネットに接続された「コネクテッドカー」や、インフォメーションとエンターテインメントの両方が搭載された車載システム「インフォテインメント」が注目を集めています。
Google Cloud では、これらの導入をサポートするさまざまな技術を提供しています。
コネクテッドカーのためのデータ収集
Google Cloud では、コネクテッドカーに必要な車両データの収集・分析プラットフォームを提供しています。
位置情報データから運転パターンを把握したり、衝突データからより安全性の高い自動車を作ったり、カメラやセンサーのデータから自動運転車の研究開発を促進したりできます。
コネクテッドカー用の双方向なプラットフォーム
Google Cloud が提供するコネクテッドカーのためのソリューションは、データの収集・分析だけではありません。
「 Connected Vehicle Platform 」では、双方向通信の実現への取り組みも進めています。
これを活用することで、例えば使用状況に基づく保険の自動化や、自律走行や車両間通信の実現が可能となります。
車両データの収集・分析
ビッグデータを超高速で解析するデータウェアハウス「BigQuery」 や、Google Cloud の機械学習サービスを統合した 「Vertex AI 」を使用することで、バッテリーやドライバーの行動分析などを行えます。
データに基づくサービスを提供することで、他社との差別化に繋げられるでしょう。
インフォテインメントな車載器
フルスタック・オープンソース・カスタマイズ可能という条件が揃ったプラットフォームの「 Android Automotive OS 」を利用できます。
これからの車載器に必須と言われるインフォテインメントシステムを強化します。
【事例】三菱自動車
Google Cloud を活用してコネクテッドカーの開発に取り組んでいる、三菱自動車の事例について紹介します。
自動車業界における IoT 化が激化する中、同社でも快適なコネクテッドカーの製造を目指して Google Cloud の導入を決定しました。