目次 Toggle初心者向け!共有ドライブの「課題解決tips集」共有ドライブの権限をおさらいしよう!共有ドライブAPIで操作を自動化しよう共有ドライブを学習したい人にはコチラの記事がオススメ!「共有ドライブマネージャー」で共有ドライブの運用をより柔軟に!ワークスタイル変革分野のスペシャライゼーションを保持する吉積情報が一歩先の Workspace と Google ドライブの活用術をご案内しますGoogle Cloud 生成 AI 活用事例集こんにちは、クラウドエース編集部です。弊社グループ会社の吉積情報株式会社(以下、吉積情報)は10年以上 Google Workspace (旧G Suite ) の販売代理店として活動しています。これまで数多くの企業に Google Workspace の導入を行い、 Google Workspace に関して多くの知見を得てきました。 最近では、 Google ドライブの「共有ドライブ」が企業のファイルストレージとして注目を集めており、 吉積情報の Google Workspace サポートチームは日々これらの問い合わせに対応しています。今回のコラムでは、最近注目を集めている共有ドライブのtips集を吉積情報の Google Workspace サポートチームの協力を得て作成しました!共有ドライブをこれから導入する、もしくは既に運用を行なっている企業、ユーザ様の課題解決にお役立ていただければ幸いです。初心者向け!共有ドライブの「課題解決tips集」これらのtips集は、共有ドライブを運用する企業様からよく問い合わせをいただく「あるあるtips集」です。今回は初心者向けの内容になっていますが、上級者向けのtips集については、次回以降に公開予定です。前提条件共有ドライブを利用するためには、以下エディションの契約が必要です。 Google Workspace Business Starter をご利用の場合は、共有ドライブを利用することはできません。エディションマイドライブ共有ドライブ無料の Google アカウント Google Workspace Business Starter○×Google Workspace Business Standard Google Workspace Business Plus Google Workspace Enterprise Google Workspace Essentials○○Q1. 共有ドライブを作成することができませんGoogle Workspace のユーザが共有ドライブを作成できるか否かは、 Google Workspace の管理者が決定します。 Google Workspace では部署等の単位でユーザをグルーピングし、それぞれのグループに対して 共有ドライブに対する共通の設定を行うことができます。もし、共有ドライブの作成ができない場合は、管理者が以下のように共有ドライブの作成をユーザに許可していない可能性があります。Q2. 共有ドライブにアクセスできません共有ドライブに対して「閲覧者」以上の権限を保持していないのが原因です。 権限を保持していない場合、上記画面が表示されますので、「アクセス権限をリクエスト」を押下してください。 ボタンを押下すると、共有ドライブの管理者に「アクセス権のリクエスト」がメールで送信されます。管理者が共有を許可した場合は権限が付与され、共有ドライブにアクセスできるようになります。 ただし、リクエスト元の Google Workspace ユーザが「社外ユーザと共有ドライブを共有できない」組織に属している場合、アクセス権を承認することができません(※1)。※1 社外との共有許可は Google Workspace 管理者が決定します。企業のセキュリティポリシーの設定によっては、社外のユーザは共有ドライブに追加することができない場合もあります。Q3. 共有ドライブを削除できません共有ドライブ中に1つ以上のファイル・フォルダが存在する場合、共有ドライブを削除することができません。削除する場合は、共有ドライブ内のファイル・フォルダを削除してください。 ファイル・フォルダの削除後も共有ドライブが削除できない場合は、自身の権限を確認してください。削除を行う場合は「管理者」の権限が必要です。権限がない場合は、管理者に削除を依頼するか、共有ドライブの管理者に同等の権限を付与してもらってください。Q4. 共有ドライブにファイルをアップロードできません共有ドライブに対する自身の権限を確認してください。権限が「閲覧者」もしくは「閲覧者(コメント可)」である可能性があります。 アップロードを行う場合は「管理者」「コンテンツ管理者」「投稿者」いずれかの権限が必要です。権限がない場合は、共有ドライブの管理者に権限を付与してもらってください。Q5. Google アカウントがない人と共有する方法は?共有者が Google アカウント、もしくは Google Workspace アカウントを保持していない場合、共有することはできません。解決方法としては、 Google アカウントを取得していただくか、追加購入した Google Workspace アカウントを共有者に付与するという方法があります。Q6. 共有ドライブを他者と共有できません共有ドライブに対する自身の権限を確認してください。他者と共有ドライブの共有を行う場合は「管理者」の権限が必要です。 共有を行う場合は「管理者」に共有依頼を出すか、共有ドライブの管理者に同等の権限を付与してもらってください。Q7. フォルダ単位で権限を付与することはできますか?共有ドライブでは、フォルダ単位に権限を付与することはできません。フォルダ単位で権限を分けたい場合は、マイドライブ上でフォルダ管理を行なってください。Q8. ファイルを移動することができませんファイルを移動する場合は「管理者」「コンテンツ管理者」いずれかの権限が必要です。権限がない場合は、共有ドライブの管理者に権限を付与してもらってください。Q9. 削除したファイルを復元する方法は?共有ドライブで削除されたファイルはゴミ箱に移動され、25日後に削除されます。その期間であれば、ファイルを復元することが可能です。 以下の通り、共有ドライブ名からコンテキストメニューを表示し、「ゴミ箱を表示」を選択します。ゴミ箱に移動したら、対象のファイルを右クリックし、「復元」を選択してください。共有ドライブの管理者である場合、「完全に削除」を実行できてしまうため、注意が必要です。 共有ドライブの権限をおさらいしよう!共有ドライブに関しては、やはり権限に関する問い合わせが多いようです。今回ご紹介したtipsの内容を踏まえて、共有ドライブの権限をまとめてみます。管理者コンテンツ 管理者投稿者閲覧者 (コメント可)閲覧者共有ドライブの削除◯××××共有ドライブの共有◯××××アップロード◯◯◯××ファイル・フォルダの削除◯◯×××ファイル・フォルダの移動◯◯×××ファイルの復元◯◯◯××上記を理解することで、権限に関連する問題は大体自己解決できるようになります。ただし、「共有ドライブの作成」は Google Workspace 管理者の設定に依存するため、上表には入っていません。共有ドライブに対する、さらに細かい権限についてはコチラをご参考ください。共有ドライブAPIで操作を自動化しようGoogle は共有ドライブを操作するためのAPIをユーザー向けに公開しています。このAPIを利用すれば、共有ドライブの作成や権限付与、ファイルのアップロード等、様々な操作を自動化することができます。共有ドライブAPIの詳細についてはこちらの記事を参考にしてください。また、ドライブAPIについてはいくつか制限があるため注意が必要です。ドライブAPIを利用する上で注意するポイントについてはこちらの記事をご参考ください。共有ドライブを学習したい人にはコチラの記事がオススメ!共有ドライブについて詳しく知りたい方は以下の記事がオススメです。共有ドライブの概要から権限の種類、運用の注意点まで詳細に解説をしています。是非チェックしてみてください。記事タイトル内容Google ドライブ- 共有ドライブ入門!マイドライブとの違いとは?共有ドライブの概要、権限、制限、運用する上での注意点について詳しく解説しています。共有ドライブおすすめ管理ツールをご紹介共有ドライブの運用課題を解決してくれる「おすすめツール」を紹介しています。「共有ドライブマネージャー」で共有ドライブの運用をより柔軟に!クラウドエースでは、 共有ドライブの運用課題を解決するためのツール「共有ドライブマネージャー」を提供しています。共有ドライブマネージャーを利用すれば、運用者は共有ドライブの運用状況を可視化したり、共有ドライブのワークフローを構築することができます。共有ドライブマネージャーについて詳しく知りたい場合はコチラの記事をご参考ください。ワークスタイル変革分野のスペシャライゼーションを保持する吉積情報が一歩先の Workspace と Google ドライブの活用術をご案内しますグループ会社の吉積情報株式会社は、日本初の Google 認定のワークスタイル変革分野のスペシャライゼーション取得企業です。 これまで数多くの企業様にGoogle Workspaceの導入を行っており、定期的にGoogle ドライブ活用セミナーを開催しています。「Google ドライブの最適な運用方法」や「安全に利活用するための拡張機能」等、Google Workspaceの一歩進んだ活用をご紹介していますので、 Google ドライブに関することでお悩みがある方はぜひご参加ください。日々の「問題解決」から、AIによる「価値創造」へ。Google Cloud 生成 AI 活用事例集日々の運用課題の解決は重要です。しかし、AIが定型業務を代行する時代、人はより創造的な仕事に集中すべきです。本資料では、話題の「生成AI」が、いかにして新たな価値創造を支援しているか、その最先端の活用事例をご紹介します。 資料ダウンロードはこちらから