Google ドライブ は、その名の通り Google が提供するオンラインストレージサービスです。 Google Workspace (旧 G Suite )に含まれるサービスの一つとして、Gmail や カレンダー、オンライン会議サービス Google Meet 等、各サービスとともに利用できます。( Google Workspace のどのエディションでも Google ドライブ は利用可能です。)
OneDrive は Microsoft が提供するオンラインストレージサービス
OneDrive は、Microsoft が提供するオンラインストレージサービスです。
OneDrive のみが使えるエディション
Microsoft 365 (旧 Office 365)の一環として、Microsoft Office の各サービスとともに利用できるエディション
上記2つの形態でサービスを提供しています。
Dropbox はファイル共有と共同作業に特化したオンラインストレージ
Dropbox は、その名の通り、 Dropbox社が提供しているクラウドストレージサービスです。 Google ドライブや OneDrirve とは異なり、 ストレージサービス単品で提供されています。あくまでファイル共有や共同作業に特化したサービスであり、オンライン会議などのサービスはありません。
実際に比較をしてみよう
それぞれ多岐にわたるエディションが存在
まずは、 Google ドライブ、 OneDrive 、 Dropbox の各エディションを整理してみます。以下(表1)は、各サービスのビジネス向けエディションと費用をまとめた表になります。
サービス
エディション
月額費用
Google ドライブ
( Google Workspace )
Business Starter
680円
Business Standard
1,360円
Business Plus
2,040円
Enterprise
要問い合わせ
Essentials
8ドル※1
Dropbox Business
Standard
1,250円
Advanced
2,000円
Enterprise
要問い合わせ
OneDrive for Business
One Drive for Business (Plan 1)
540円
One Drive for Business (Plan 2)
1,090円
Microsoft 365 for Business Basic
540円
Microsoft 365 for Business Standard
1,360円
Microsoft 365 for Business Premium
2,180円
表1. 各サービスのエディションと費用
※1 Google Workspace Essentials は、 Googleドライブ とその関連機能、および Google Meet に機能を絞って提供されている Google Workspace のプランです。 価格については米ドルでの表記しかありません。(2021年10月08日現在の情報)
表1の通り、それぞれエディションが多岐にわたります。
Google ドライブ → Google Workspace 内の一つのサービスとして提供
Dropbox →ストレージサービス単品での提供
Onedrive →ストレージサービスのみ、もしくは Microsoft 365 内の一つのサービスとして提供
Googleドライブ はかつて( G Suite 時代)は同等プランで容量無制限だったのですが、現在のプランでは Dropbox のほぼ下位互換になってしまいました。
ただし、Google Drive は Business Plus で5TB、Enterpriseで容量無制限になったり、DropboxはAdvanced以上のエディションでは1ユーザー当たりの容量が無制限になったり、用途によっては、上位エディションにすることで課題を克服できる可能性もあります。
ファイル共有・共同作業については各サービス共にサポート
比較項目
Google ドライブ
Dropbox
OneDrive
比較エディション
Google Workspace Business Standard
Dropbox Business Standard
OneDrive for Business Standard (plan2)
共有機能
〇
〇
〇
Office系ファイルの直接編集・共同編集
〇
〇
〇
ファイルへのコメント・メンション
〇
〇
〇
共有の権限設定
閲覧のみ
閲覧とコメント
編集とコメント
閲覧とコメント
編集とコメント
閲覧とコメント
編集とコメント
共有時のDL禁止設定
〇
〇
〇
リンク共有時のパスワード指定
×
〇
〇
リンク共有に有効期限を設定
〇
〇
〇
アカウントなしの相手との共有
〇(編集も可)
〇(閲覧のみ)
〇(編集も可)
共有・共同作業に関しては、どれも遜色ありません。ブラウザ版のoffice系ツール( Google ドキュメント等 / Microsoft Office Online )と連携し、ブラウザ上でoffice系ファイルを共同編集できるのはとても便利です。独自のoffice系ツールを持っていない Dropbox も、 Microsoft Office Online と無料で接続できるようになっているので、全く問題ありません。
違いが出るのは、リンクに対するパスワード設定の機能です。Google ドライブ ではリンク共有時にパスワードを指定することができません。一見「 Google ドライブ ではリンク共有時のセキュリティが弱い」ように見えますが、これは「相手を指定したり、ドメイン内に限定するなど、リンクにパスワードをつけるよりもセキュリティが強固な共有方法を用いれば良い」という考え方かもしれません。あまり大きな問題ではないでしょう。(※4)
もちろん、エディションや求める機能によっては他のサービスが有利になる場面もあると思います。
Google ドライブ はあくまで Google Workspace の機能の一つであり、 OneDrive も Microsoft 365 のエディションにおいては機能の一つです。他の機能やエディションの差異も、比較検討の際は重要になってくるでしょう。
比較検討でおすすめなのが、こちらのグループウェア比較表!この資料では、Google WorkspaceとMicrosoft365 (旧Office365)それぞれの特徴、値段や各サービスを比較していますので、「グループウェア選びに迷っている」「Microsoft365との違いが気になる」等のお悩みがある方におすすめです。ぜひご活用ください。
この記事が、ストレージサービスの比較に少しでも役立てば幸いです。
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