クラウド活用を通じて金融・保険業界の経営・マーケティングの高度化、生成AIによる代理店支援や営業力強化・高度なリスク管理とサイバーセキュリティ、俊敏なシステム・アプリ開発をご支援いたします。Google Cloudは、金融・保険業界のお客様が次世代の価値を創造するための強力な基盤となります。クラウドエースは、最先端の技術でお客様の持続的な成長をサポートいたします。
CDP/DWHによる経営・マーケティングの高度化
銀行・証券・保険などグループ内に分散した顧客データを統合管理することは、顧客生涯価値(LTV)を最大化する上で不可欠です。Google CloudのBigQueryとLookerを活用し、CDP(顧客データプラットフォーム)として機能するデータ基盤を構築することで、サイロ化したデータを解消し、データドリブン経営・マーケティングを実現します。
課題
- 部門間に散在するデータサイロ
銀行、証券、保険といった各事業部門や、営業、マーケティング、リスク管理といった機能部門ごとにデータが分断され、全社横断的な視点での分析が困難な状況となっている。 - 顧客理解の不足とOne to Oneマーケティングの限界
顧客情報が取引システム、CRMなどに散在。一人の顧客が銀行・証券・保険商品を併用する中、顧客全体の取引関係やLTVを把握できず、画一的な提案に終始している。 - 経営判断の遅延
市場データ、営業実績、リスク指標などが別々のレポートで報告され、経営層がリアルタイムかつ横断的な状況把握を行えない。結果として、変化の速い市場環境への対応が後手に回っている。
効果
- CDP/DWHによるデータドリブン経営の実現
BigQueryとLookerを組み合わせ、散在するデータを統合・可視化するCDP(顧客データ基盤)環境を構築。経営層はリアルタイムの経営ダッシュボードを通じて迅速な意思決定が可能になった。 - 顧客LTVの最大化
分散した顧客データをBigQueryに統合し、360度の視点で分析。顧客のライフステージや潜在的なニーズを正確に捉え、最適なタイミングでパーソナライズされた提案を行い、顧客エンゲージメントとLTVの最大化につながった。 - マーケティングROIの最大化と高度な顧客分析
BigQuery MLを活用し、優良顧客の特性分析や将来の離反予測モデルを構築。広告やキャンペーンのターゲット精度を高めることで、マーケティングROIを最大化し、より効率的で効果的な施策展開ができるようになった。

生成AIによる代理店ナレッジトランスファーの革新と営業力強化
保険・証券会社にとって、販売代理店である銀行等への迅速かつ正確なナレッジトランスファーは、販売力強化の生命線です。Google Cloudの生成AIを活用し、常に最新化されたナレッジを一元的に提供するインテリジェントな対話型基盤を構築。問い合わせ対応の負荷を削減し、代理店の営業スキルを底上げすることで、コスト削減を実現し、チャネル全体の競争力を向上させます。
課題
- 情報の非効率性と更新の遅れ
商品改定やコンプライアンスの変更が頻繁に発生する中、膨大な資料の中から代理店の担当者が必要な情報をリアルタイムで探し出すのが困難。情報検索の非効率性が販売機会の損失に直結している。 - ナレッジの属人化と品質のばらつき
経験豊富な本社の担当者が持つ応対ナレッジや深い商品知識が共有されず、特定の人にしか分からない状態になっている。結果として、代理店への回答の質にばらつきが生じ、誤案内などのリスクを抱えている。 - 問い合わせ対応によるコア業務の圧迫
代理店から寄せられる類似した質問への対応に、本社の担当部署が多くの時間を費やしている。そのため、本来注力すべき商品企画や営業戦略の立案といった、より付加価値の高い業務が圧迫されている。
効果
- 24時間365日対応のAIナレッジベースを構築
商品情報、約款、FAQなどを学習した生成AIが、代理店からの複雑な質問にいつでも即座に回答。疑問を自己解決できるため、顧客への提案スピードと顧客満足度が向上した。 - ナレッジの一元化と均質化を実現
常に最新の情報が反映される単一のナレッジ基盤を構築したことで、情報のサイロ化と属人化を解消。全代理店が均一かつ正確な知識レベルで活動できるようになり、コンプライアンスの強化につながった。 - 個別最適なセールスインテリジェンスを提供
代理店の経験や顧客の状況に応じて、生成AIが最適な商品説明やトークスクリプトを提案。対応のコスト削減はもちろん、代理店全体の営業スキルが底上げされ、成約率も向上した。

AIを活用した高度なリスク管理とサイバーセキュリティ
金融犯罪やサイバー攻撃の手口が巧妙化する中、リスク管理とセキュリティは経営の最重要課題です。クラウドエースは、Google CloudのAI技術とゼロトラストセキュリティを活用し、未知の脅威の検知やコンプライアンス業務を自動化。金融機関を複雑化するリスクから守る、次世代の堅牢なシステムを構築します。
課題
- 巧妙化する金融犯罪と検知システムの限界
マネーロンダリングや特殊詐欺など金融犯罪が日々巧妙化するなか、従来の検知システムでは未知の複雑な手口を見抜くことが困難な状態である。また膨大な誤検知アラートが担当者を疲弊させ、本物の脅威を見逃すリスクを高めている。 - サイバー攻撃の脅威
顧客情報や基幹システムを狙うサイバー攻撃が高度化・執拗化している。特にランサムウェアは事業停止や情報漏洩につながるため、金融機関の信頼を揺るがす重大な脅威となっている。 - コンプライアンス対応コストの増大
国内外で年々厳格化する規制への対応コストが増大し、経営の大きな負担になっている。取引モニタリングや当局への報告業務が圧迫している状況に手を打てていない。
効果
- AIによる不正検知の高度化と効率化
AML AI(アンチ・マネーロンダリングAI)などの機械学習により、人間では発見できない不正の兆候をリアルタイムで検知可能に。同時に、AIがアラートリスクの優先順位付けを行い誤検知も削減。調査担当者は重要なタスクに集中できるようになった。 - ゼロトラストに基づいた堅牢なセキュリティ
Googleのセキュリティサービスを導入し、「ゼロトラスト」に基づいた堅牢な防御システムを構築。システム全体を統合的に監視し、迅速なインシデント対応でサイバーレジリエンスを強化した。 - リスク・コンプライアンス業務の自動化と効率化
AIがデータ分析から規制当局への報告書作成までを自動化し、業務を大幅に効率化。人為的ミスを削減し、コンプライアンスコストの抑制を実現した。

金融アプリのアジャイル開発と高度なセキュリティの両立
デジタルに精通した顧客の期待に応えるため、多くの金融機関でスマートフォンアプリ開発の重要性が増しています。しかし、従来の開発手法では市場のスピード感に対応できず、厳格なセキュリティ要件がイノベーションの足かせとなることも少なくありません。Google Cloudのサーバーレス技術と堅牢なセキュリティ機能を活用し、開発のアジリティ(俊敏性)と安全性を両立させることが可能です。
課題
- 開発サイクルの長期化と市場への対応遅れ
従来のサーバー構築を前提とした開発では、インフラの準備だけで数ヶ月を要し、FinTechサービスのような迅速な市場投入が困難。開発者が本来集中すべきアプリケーション開発に着手するまでに大きな遅れが生じている。 - 予測不能な需要とコストのジレンマ
キャンペーン等でアクセスが急増した際のサーバーダウンは、顧客の信頼を失う致命的な機会損失に直結する。一方で、ピーク時に合わせた過剰な設備を常に保有し続けることは、コストを無駄に圧迫することになる。 - 厳格なセキュリティとアジャイル開発の両立の難しさ
金融機関に求められる高度なセキュリティ基準を満たすための承認プロセスが、開発のボトルネックになりがち。結果として、アジャイル開発のメリットである「迅速なリリースサイクル」を阻害してしまっている。
効果
- インフラ管理ゼロで新機能の開発・リリースを高速化
サーバー管理が不要なサーバーレス環境を採用したことで、開発者はビジネスロジックの実装に専念可能に。CI/CDパイプラインも整備し、アイデアを迅速に市場投入するサービス改善サイクルを実現した。 - アクセス急増時も自動スケールで機会損失をゼロに
サーバーレスアーキテクチャの導入により、アクセス数に応じてリソースが自動拡張され、トラフィックの急増にも安定稼働。コストは利用実績に応じた従量課金となり、費用の最適化にもつながった。 - セキュリティ・バイ・デザインによる安全な高速開発
開発の初期段階からセキュリティフレームワークを組み込むことで、厳格なガバナンスを維持したまま開発を進行。本番環境へのデプロイ前に自動化されたセキュリティチェックを必須とし、アジリティと安全性を両立させた。

クラウドエースのクラウド活用支援
クラウドエースは、Google Cloudの導入支援はもちろん、開発から運用・保守までワンストップでご支援いたします。
Google Cloud支払代行
カスタマーサポート初期コスト・手数料不要でGoogle Cloudをご利用いただけます。請求書(円)でのお支払い、カスタマーサポートなどお客様が安心してGoogle Cloudをご利用いただける環境をご提供いたします。
データ分析基盤構築支援 / BigQuery ML(機械学習)活用支援
データ分析基盤の設計・構築を通じて、お客様のデータドリブンな意思決定をサポート。散在するデータを集約・分析し、業務改善につながる環境構築をお手伝いいたします。
生成AI活用支援
Google Cloudの先進的なAIプラットフォームとクラウドエースの技術・知見を融合し、貴社のビジネス課題を解決する生成AIソリューションを提供します。
サイバーセキュリティソリューション
巧妙化・高度化するサイバー脅威に対抗するため、生成AIをドライバーとしたセキュリティソリューションを提供。ITガバナンス強化、基盤健全化、業務/開発効率・品質向上にも貢献します。
アプリケーション開発
Google Cloudの拡張性とクラウドエースの技術力で、ビジネスの成長につなげるアプリケーション開発を実施。Google Cloudの高いセキュリティと柔軟な拡張性を最大限に活かします。
Google Cloudコンサルティング
豊富な実績と高度な技術力を持つエンジニアが、インフラ構築、アプリ開発、データ分析、生成AI、サイバーセキュリティ対策に至るさまざまな分野で、お客様のご要望に合わせた最適なご提案を行います。
クラウドエースが選ばれる理由
1. Google Cloudの
豊富な導入実績

- Google Cloudの導入・開発・トレーニング実績は1,000社以上(グループ全体)
- クラウドの導入設計や生成AI活用、開発、運用・保守までをワンストップで提供
- 製造、小売、情報通信、ゲームなどあらゆる業界に対応
2. 受賞・認定多数!
圧倒的な技術力

- 優れた実績を収めたパートナー企業を選出する「Google Cloud Partner of the Year」を通算7回受賞
- Google Cloud認定資格取得数1,800以上 ※2025年1月時点
- Cloud Partner Top Engineer 2025で16名の社員が選出
3. 的確なサポート対応で
高い顧客満足度を実現

- ご契約いただいたお客様へは、弊社エンジニアによる技術サポートを提供
- テクニカルサポートの顧客満足度は95%以上 ※2024年(1〜12月)
- Google Cloud認定トレーナー数30名(国内トップクラス) ※2025年1月時点
よくあるご質問
- Google Cloudとは何ですか。
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Googleがクラウド上で提供するコンピューティングサービスです。 Google社内で使われているものと同じテクノロジーやインフラを使用して、お客様のインフラ環境をクラウド化できます。
- クラウドサービスはいろいろあるけど、Google Cloudの特徴は何ですか。
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Google検索やYouTubeを支える強力なインフラと、最先端のAI・データ分析技術を手軽に利用できる点です。
- クラウドにデータを預けるのは、セキュリティとして安全なのでしょうか。
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Google Cloudは世界トップクラスのセキュリティ対策を講じており、安心してご利用いただけます。
- 勘定系システムなどのミッションクリティカルなワークロードにも耐えられますか。
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はい。99.999%の可用性を誇るCloud Spannerや、可用性の高いクラスタを構築できるGoogle Kubernetes Engine (GKE)など、金融機関のミッションクリティカルなシステムを支えるための高品質なサービスが揃っています。
- 既存のオンプレミス環境やVMwareで稼働しているシステムを、スムーズに移行できますか。
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はい。特にVMwareで稼働しているシステムは、Google Cloud VMware Engine (GCVE) を活用することで、アプリケーションに大きな変更を加えることなく、迅速かつ低リスクでクラウドへ移行(リフト&シフト)することが可能です。