クラウドエースのAIエージェント開発
クラウドエースは貴社のビジネスプロセスに合わせた個別のAIエージェント（AI Agent）を開発いたします。Google Cloudプレミアパートナーとして培った知見を活かし、企業の「ガバナンス」と「既存システム連携」を重要視したご支援を行います。単なるチャットボットを超え、業務プロセスを「自律的に実行」するAIエージェントが、貴社の生産性を飛躍的に高めます。
こんなお悩みはありませんか？
- AIツールを導入したが、経営層が納得するような業務効率化ができていない。
- AIの回答が不正確（ハルシネーション）で、実業務での利用許可が出せない。
- PoCは実施したが、費用対効果が見えず本番導入に進まない。
- 既存の基幹システムやSaaSとAIをどう連携させれば良いか分からず、開発が止まっている。
- AIエージェントに業務を任せたいが、セキュリティやガバナンスの統制がとれず、プロジェクトが承認されない。
- 複数のシステムをまたぐ定型業務を、AIエージェントで自律的に対応させたい。
ご支援内容
ご支援内容は、貴社の「ビジネスプロセスを実行するAIエージェント開発」と「AIエージェントを安全に支える基盤構築」に分類されます。
ビジネスプロセスを実行するAIエージェント開発
業務自動化エージェント開発
人事、経理、IT運用など、バックオフィス業務のプロセスを「自律的に実行」するエージェントを開発。複数のSaaS（例：勤怠システムと経費精算システム）を横断したデータ入力やレポート作成、承認申請までをAIが自動で実行します。
このような方におすすめ
- 複数のシステムをまたぐ定型業務をAIで自動化したい方
- スケジュール調整やタスク管理を行う「AI秘書」を導入したい方
- RPAの次のステップとして、より高度な業務自動化を目指す方
顧客対応エージェント開発
従来のチャットボットでは対応できなかった複雑な問い合わせや業務処理（例：契約変更、障害切り分け）を自律的に実行するエージェントを開発。24時間365日の高度な顧客対応を実現し、顧客満足度の向上と対応コストの削減を両立します。
このような方におすすめ
- コールセンターの一次対応を自動化したい方
- Web、LINEなどマルチチャネルで一貫したAI接客を実現したい方
- 単純な応答だけでなく、顧客の依頼をAIに「実行」させたい方
AIエージェントを安全に支える基盤構築
RAG・ナレッジ活用支援
社内に散在するマニュアルや過去データ、BigQueryなどをAIにセキュアに連携。ハルシネーション（誤回答）を徹底的に抑制し、明確な根拠に基づいた回答を生成する高精度なナレッジ基盤を構築します。AIエージェント導入の「最初のステップ」として最適です。
このような方におすすめ
- 高精度な社内FAQを構築し、問い合わせ業務を削減したい方
- AIのハルシネーションを恐れず、安全に社内データを活用したい方
- 営業担当者が過去の提案書などをAIで検索できるようにしたい方
AIガバナンス基盤構築
複数のAIエージェントの利用状況、コスト、パフォーマンスを一元的に管理・監視します。「誰が」「いつ」「どのAIを」実行したかをすべて監査可能にし、野放図なAI利用（シャドーAI）を防ぎ、全社レベルでの安全なAI活用を統制する基盤を構築します。
このような方におすすめ
- 全社的にAI導入をスケールさせるための統制基盤が必要な方
- AIの利用ログ取得やアクセス権限管理を厳格に行いたい方
- AIのコストがブラックボックス化するのを防ぎたい方
こちらのサービスもおすすめ
- Gemini Enterprise
導入・活用支援企業の働き方を変革するAIエージェントプラットフォーム「Gemini Enterprise」の導入と活用を支援します。ビジネスプロセス全体の自動化、あらゆるデータへの安全な接続を実現し、組織の生産性を向上。お客様のビジネス課題を解決し、AIによる事業変革を成功に導きます。
- セキュリティアセスメント
for AI Agentクラウドエースの専門家が最新の脅威動向やフレームワークを参考に「エージェントの振る舞いに潜むAI特有のリスク」と「土台となるクラウド基盤の致命的な設定不備」の両面から評価。開発から運用まで、AIエージェントの安全な活用を包括的にご支援いたします。
- PoC（概念実証）支援
Google Cloud導入に伴う新たな概念やアイデアを基に、各分野の専門エンジニアが実環境でPoC（概念実証）の技術支援を実施。システムの実現性や潜在的課題を抽出し、検証結果に基づく客観的なフィードバックを通じて、事業化の確度を高めます。
サービスの特長
- 01
Google Cloud AIのフルスタック実装力
Google Cloudのプレミアパートナーならではの知見と技術力で、Gemini、 Vertex AI Agent Builder、Dialogflow CXなど最先端のツール群を最適に組み合わせて実装。お客様の要件に最適なカスタムエージェントをゼロから構築します。
- 02
AIと既存資産をつなぐインテグレーション能力
AIエージェント開発の最大の課題は「既存システムとの連携」です。クラウドインテグレーターとしての知見を活かし、オンプレミスの基幹システムやSaaS、DBとAIをセキュアに接続。貴社の既存資産をAIの力と確実につなぎます。
- 03
「自律性」を「統制」するガバナンス設計
AIエージェントの「自律性」は「統制」とセットでなければ企業で使えません。監査ログ、権限管理、承認フロー（Human-in-the-Loop）を組み込み、企業のコンプライアンス要件に準拠した安全なAI活用を実現します。
- 04
PoCから内製化まで伴走し「PoC止まり」を回避
「AIで何ができるか」のユースケース定義から、ROI（投資対効果）を測定するPoC、本番開発、そしてお客様自身が運用できる内製化支援まで、「伴走」を重視しプロジェクトの成功にコミットします。
ユースケース
複数のSaaSをまたぐ業務を自動化したい場合
複雑なバックオフィス業務をAIが自律的に実行
毎月の経費精算プロセスにおいて、勤怠システム、経費精算システム、プロジェクト管理ツールの間でデータの目視確認と手入力が発生していたが、各SaaSのAPIを連携する「社内業務自動化エージェント」を導入し、AIエージェントが複数システムを横断してデータを照合・転記し、異常値のみを人間に通知する仕組みを構築。月初の経理部門の作業時間を1/3に短縮し、人的ミスも大幅に軽減した。
コールセンターの対応を高度化したい場合
複雑な顧客依頼をAIが自律的に実行・完結
従来のチャットボットでは定型的なFAQ応答しかできず、契約変更などの複雑な依頼はオペレーター対応となり、顧客の待ち時間と運用コストが課題だった。「顧客対応エージェント」を導入することで、CRMや基幹システムとAPI連携でき、本人確認から契約内容の変更受付までをAIが自律的に実行するエージェントを構築。24時間365日、AIが複雑な業務処理を完結させることで、オペレーターはより高度な対応に集中でき、顧客満足度の向上とコスト削減を両立した。
AIエージェントがあらゆる部門の業務を自律化します
CRMへの新規リード自動登録とスコアリング
Webフォームからの問い合わせ内容をAIが自動でCRM（Salesforceなど）に登録し、属性や見込み度に基づきスコアを付与、担当営業に自動で割り振る。
商談停滞アラートと上長への自動報告
CRM上の案件ステータスを監視し、一定期間更新がない商談を検知。担当者にリマインドを送信し、それでも動きがなければ上長に状況を自動報告する。
SaaSを横断した顧客情報の自動要約
「A社の概要」と指示するだけで、AIがCRM、サポートツール、会計システムを横断検索。現在の契約状況や直近の課題などを1枚に要約し、商談前の準備時間を短縮する。
広告・CRM・GAを横断した成果レポーティング
毎週末にAIエージェントが各SaaS（Google広告、Salesforce、Analytics）にアクセスし、データを集計・分析。成果レポートを自動生成し、指定のSlackチャネルに投稿する。
WebサイトのCVR監視と異常値の自動アラート
Webサイトのコンバージョン率を常時監視。急激な低下を検知した場合、IT部門とマーケ部門にアラートを送信し、関連するログを添付する。
リード情報の自動クレンジングと名寄せ
MAツールに取り込まれた不完全なリード情報をAIが自動で補完・クレンジング（例：(株)を株式会社に統一）。CRM上の既存データと突合し、名寄せを実行する。
本人確認から契約変更まで完結するチャットボット
顧客からの「住所変更」依頼に対し、AIが本人確認を実行。基幹システムにAPI連携し、住所変更プロセスを「実行・完結」させ、顧客に完了通知を送る。
障害発生時の一次切り分け（ログ確認）の自動実行
「システムにつながらない」という問い合わせに対し、AIがまず関連システムのログ確認や疎通確認を「実行」。その結果をサポートチケットに自動添付し、エンジニアにエスカレーションする。
サポートチケットの緊急度分析と自動アサイン
問い合わせ管理システムに届く大量の質問をAIが分析し、緊急度と内容（例：「請求」「技術障害」）を判断。適切な担当チームに自動で割り振る。
GKEの監視アラートに基づく一次障害対応の自律実行
監視ツール（Cloud Monitoringなど）のアラートをトリガーに、AIがGKEの関連ログを分析。定義された手順書に基づき、Podの再起動などの一次対応を「自律的に実行」する。
利用申請に基づくGoogle Cloud IAMの権限払い出し
SlackやJiraでのツール利用申請をAIが受け付け、上長の承認（スタンプなど）を確認後、IAMポリシーに基づきGoogle Cloudの権限を「実行（払い出し）」し、監査ログに記録する。
セキュリティインシデントの自動トリアージ
SIEMなどから送られる大量のセキュリティアラートをAIが分析。誤検知を自動でクローズし、真に危険なインシデントのみをセキュリティ担当者にエスカレーションする。
入社手続き（アカウント発行）のSaaS横断での自動実行
採用システム（Workdayなど）で「採用決定」となったら、AIがGoogle Workspace、Slack、経費精算システムなど、複数のSaaSのアカウントを自動で発行する。
勤怠システムとプロジェクト管理ツールの工数突合
毎月末に、AIが勤怠システムの打刻時間と、プロジェクト管理ツール（Jiraなど）の入力工数を自動で突合。乖離が大きい従業員を抽出し、本人と上長に確認を促す。
応募者レジュメの自動スクリーニング・評価
採用管理システム（ATS）に届いたレジュメをAIが読み込み、募集要項（必須スキル、経験年数）と照合。基準を満たす候補者を自動で「一次選考通過」ステータスに更新する。
請求書PDFの受領から会計システムへの自動入力
メールで受信した請求書PDFをAIが読み取り（OCR）、内容を解釈。会計システム（SAP、Freeeなど）にAPI連携し、支払伝票を自動で起票する。
契約書レビューとリスク箇所の自動指摘
AIがアップロードされた契約書ドラフトを読み込み、自社の契約書雛形や法務データベースと照合。「不利な条項」「欠落している条項」を自動でリストアップ、法務担当者にレビュー依頼を送る。
経費精算システムの申請内容と社内規定の自動突合
経費精算システムで申請された内容をAIがチェック。「交際費の上限超過」「不適切な勘定科目」などを社内規定と照合し、不備があれば自動で申請者に差戻しする。
クラウドエースが選ばれる理由
1. Google Cloudの
豊富な導入実績
- Google Cloudの導入・開発・トレーニング実績は1,000社以上（グループ全体）
- クラウドの導入設計や生成AI活用、開発、運用・保守までをワンストップで提供
- 製造、小売、情報通信、ゲームなどあらゆる業界に対応
2. 受賞・認定多数！
圧倒的な技術力
- 優れた実績を収めたパートナー企業を選出する「Google Cloud Partner of the Year」を通算7回受賞
- Google Cloud認定資格取得数1,800以上 ※2025年1月時点
- Cloud Partner Top Engineer 2025で16名の社員が選出
3. 的確なサポート対応で
高い顧客満足度を実現
- ご契約いただいたお客様へは、弊社エンジニアによる技術サポートを提供
- テクニカルサポートの顧客満足度は95％以上 ※2024年（1〜12月）
- Google Cloud認定トレーナー数30名（国内トップクラス） ※2025年1月時点
よくあるご質問
- 会社の機密情報や顧客データをAIエージェントに連携しても安全ですか。
はい、ご安心ください。クラウドエースは、Google Cloudの堅牢なエンタープライズ向けセキュリティ基盤を前提にシステムを構築します。入力されたデータがモデルの学習に利用されないような設計も可能です。さらに、私たちが持つガバナンス設計の知見に基づき、厳格なアクセス権限管理や監査ログの取得も実装し、セキュアなAI活用を実現します。
- AIが嘘をつく（ハルシネーション）のが心配です。実業務で使えますか。
はい、使えます。その課題を解決するのが「RAG・ナレッジ活用支援」です。AIの回答を、貴社の社内マニュアルやデータベースなど、許可された情報源のみに限定する「グラウンディング」という技術を用います。これにより、ハルシネーション（誤回答）を徹底的に抑制し、明確な根拠に基づいた回答を生成するため、実業務でも安心してご利用いただけます。
- 弊社の基幹システムはオンプレミスで古いのですが、AIエージェントと連携できますか。
連携可能です。AIエージェント開発の失敗の多くは、この「既存システムとの連携」が原因ですが、クラウドエースは、オンプレミス、SaaS、マルチクラウド環境を問わず、セキュアなAPIやデータ連携パイプラインを設計・構築し、貴社の「既存資産」をAIの力と確実に接続します。
- 従来のチャットボットと「AIエージェント」は何が違うのですか。
最大の違いは、AIが業務を「自律的に実行」できるかどうかです。従来のチャットボットが「質問に答える」アシスタントであるのに対し、「AIエージェント」はCRMや基幹システムと連携し、「契約内容を変更する」「データを照合・転記する」といった業務プロセスそのものを実行・完結させることができます。
- AIエージェントが「自律的に実行する」のは便利ですが、逆に間違った判断をして暴走しないか心配です。
ご懸念の通り、AIエージェントの「自律性」は厳格な「統制」とセットでなければ、エンタープライズでは運用できません。クラウドエースでは、AIの判断や実行の前に、必ず人間の担当者が確認・承認するステップ（Human-in-the-Loop：人間の承認フロー）を業務プロセスに組み込むことを推奨・実装しています。また、「AIガバナンス基盤」により、全てのアクションを監査ログで追跡可能にすることも可能です。
