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Google Workspace Essentials の基本情報を解説
目次
こんにちは、クラウドエース編集部です。
ビジネス向けの Google Workspace (旧 G Suite) には複数のエディションがあることをご存知でしょうか。エディションというのは、契約プランのことです。ユーザーは要件や予算に合わせて Google Workspace のエディションを選択することができます。これまで Google Workspace のビジネス向けのエディションと言えば、「Business Starter」「Business Standard」「Business Plus」「Enterprise」の4種類が基本ですが、特殊なエディションがあります。それが「 Google Workspace Essentials 」です。
Google Workspace Essentials はどのようなケースでの利用に適していて、これまでのエディションと何が違うのでしょうか。今回のコラムでは、Google が公式に公開している情報を元に「 Google Workspace Essentials 」の概要から申し込み方法までをわかりやすく解説します。
Google Workspace は Google 各種サービスをビジネス向けにパッケージングしたグループウェア
Google Workspace は Meet や ドライブ 等の Google サービスをビジネス向けにパッケージングしたグループウェアです。本記事は Google Workspace Essentials に内容を絞っているため、 Google Workspace 自体の詳細については触れません。 Google Workspace の詳細を知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
Google Workspace Essentials はコラボレーション業務に特化したエディション
これまでの Google Workspace は、メール、ストレージ、カレンダー、管理ツール等をパッケージング化した「グループウェア」でしたが、 Google Workspace Essentials はこれまでの Google Workspace とは用途が異なります。その証拠に、メールやカレンダーをサポートしていません。一方、 Google ドライブや関連ツール(ドキュメント、スプレッドシート、スライド)、 Google Meet 等はサポートしています。サポート対象のツールを並べてみると、 Essentials の特徴が見えてきます。そう… Google Workspace Essentials はコラボレーション業務に特化したエディションなのです。 Google Workspace Essentials で利用可能なツールは以下の通りです。
Google ドライブ
Google が提供するオンラインストレージです。写真や動画を始め、あらゆるファイルを保存でき、場所や端末を問わずアクセスが可能です。ファイル・フォルダ単位で細かい共有設定も可能です。 Essentials はコラボレーション業務に特化したエディションであるため、もちろん 共有ドライブ も利用することができます。
Google Meet
Google が提供するビデオ会議ツールです。セキュアな環境で安全かつ簡単にビデオ会議を利用できます。 Google Meet に関して詳しく知りたい場合は以下の記事も合わせてご参考ください。
Google ドキュメント
Google が提供する文書作成ツールです。ご利用のブラウザ上でドキュメント編集することが可能で、Micorosoft Wordのファイルとも高い互換性があります。複数のユーザーで一つのファイルを編集することが可能なため、リアルタイムに皆で協力して資料を作成することができます。
Google スプレッドシート
Google が提供する表計算ツールです。ドキュメントと同様にブラウザ上からシートを管理することができ、Micorosoft Wordのファイルとも高い互換性があります。複数のユーザーで一つのファイルを編集することが可能なため、リアルタイムに皆で協力して資料を作成することができます。
Google スライド
Google が提供するプレゼンテーション資料の作成ツールです。ドキュメントやスプレッドシートと同様に複数のユーザーで一つのファイルを編集することが可能なため、リアルタイムに皆で協力して資料を作成することができます。
Google フォーム
Google が提供するフォーム作成ツールです。操作も簡単で、簡易なアンケートフォームなどは10分程度で作成できます。社内アンケートや外部セミナー向けのアンケート等、様々な用途で利用可能です。
Google サイト
Google が提供するWebサイト作成ツールです。直感的な操作で簡単にサイトを作成できます。社内外に公開するwebサイトを簡単に作成することができます。
Google Keep
Google が提供するメモアプリです。簡単なメモを作成でき、備忘として利用したり、他のユーザとの共有が可能です。
Google Workspace Essentials の詳細
Google Workspace Essentials で提供される機能の詳細は以下の通りです。
Essentialsの機能 | ||
---|---|---|
Google Meet | 参加人数 | 最大150人 |
Outlookカレンダーから 会議をスケジュールして参加 |
○ | |
会議録画 | × | |
ライブストリーミング | × | |
Google ドライブ | 保存容量 | 100GB/ユーザ + ドメイン全体で2TB |
共有ドライブ | ○ | |
ファイルストリーム | ○ | |
セキュリティと管理 | サポート | 24時間365日対応 |
転送時・保存時のデータ暗号化 | ○ | |
高度な保護機能 | ○ |
Google Workspace Essentials と他の Google Workspace の利用ターゲットはそれぞれ異なる
Google Workspace Essentials は他の Google Workspace エディション( Business Starter / Business Standard / Business Plus )に並ぶエディションというよりも、他の Google Workspace とは全く違う「 Google Workspace 」と捉えた方が良いかもしれません。
そう考えると、以下表のように整理した方がわかりやすいかもしれません。「 Google Workspace 」は企業や教育機関等の組織向け、「 Google Workspace Essentials 」はより小さなグループ(チーム)向けのサービスという区別です。
種別 | エディション | ターゲット |
---|---|---|
Google Workspace | Business Starter | 企業向けグループウェア |
Business Standard | ||
Business Plus | ||
Enterprise | ||
Education※1 | 教育機関向けグループウェア | |
Google Workspace Essentitals | チーム作業向けツール |
※1 教育機関向けグループウェアの G Suite for Education に関しては、現在まだ Google Workspace へのアップデートがなされておらず、「G Suite」のままです。しかしいずれアップデートされると説明されているので、ここでは便宜的にこのように表記しました。
これまで企業向け Google Drive として展開されていた「 Drive Enterprise 」は Meet 機能を追加して「 Google Workspace Essentials 」に生まれ変わったようです。
Essentials の価格は?(2020/11/06現在)
Google 公式ページを見ると、「 Essentials 」は「$8」と記載されています。日本円で言うと800~1000円/1ユーザ/月程度です。ただし、料金体系については今後も変わる可能性があるため注意が必要です。
Google Workspace Essentials の申し込み方法
ビジネス用に使用しているメールアドレスとクレジットカードがあれば、コチラからすぐにお申込みが可能です。また、弊社グループ会社の吉積情報株式会社の申し込みフォームからも問い合わせが可能です。
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