2020年4月29日、Google が Google Meet を全てのユーザに解放することを発表しました(※1)。これまで、Google Meet は Google Workspace (旧 G Suite) ユーザのみが利用できる機能でしたが、今後は Google アカウントを保持しているユーザであれば誰でも利用可能になります。
※1 Google から公開されている情報は以下の通りです。
最大参加人数
最大100人
Google Workspace との機能面の違い
Google Workspace 版 とほぼ同等の機能を提供します。
ただし、会議時間には60分の制限があり、プレミアム機能のビデオストリーミング、録画機能も利用できません。
今回のコラムでは、ついに無料公開された Google Meet の概要をイチから解説します。本コラムで Google Meet を学習しましょう!
本コラム記事のターゲット
本コラムは以下に該当する方をターゲットに記事を作成しています。
無料で公開された Google Meet の詳細を知りたい
ビデオ会議に興味がある
Google Meet に興味がある
何となく知っているが人に説明できるくらい詳しくなりたい
Google Meet とは Google が提供するオンライン会議サービス
Google Meet は、Google が提供するオンラインビデオ会議サービスです。 元々「 Hangouts Meet 」というサービス名でしたが、先日「 Google Meet 」に名称が変更になりました。 Google Meet はこれまで Google Workspace に含まれるサービスであったため、無料の Google アカウントでは利用できませんでしたが、追加料金なしで利用できるようになりました。また、YouTube や Gmail と同様に Google の強力なインフラ上でサービスが構築されているため、高セキュリティと高可用性を保持しています。
Google Meet の基本情報を学ぼう!
Webで「 Google Meet 」と検索すると、様々なサイトがヒットしますが、結局 Google Meet は何ができるのでしょうか。以下に Google Meet の基本情報をまとめました(※1)。無料版とビジネス/教育機関向け Google Meet の違いについても理解できる表になっています。
※1 以下表に記載されている「Business」「Enterprise」「Essentials」は Google Workspace の各エディションを指します。なお、Google Workspace Business はさらに3エディションに細分化されています。
周囲の雑音をカットします。
※ Google Workspace Business Standard 以上 向けの機能です。
Android 版および iOS 版のアプリ
Meetの利用者はスマホアプリを利用することができます。
有料版 Google Meet は高機能、そして拡張性が高い!
無料版 Google Meet と比較すると、有料版は会議時間や参加人数の制限値が高くなっています。ただ、小中規模の会議でしか Google Meet を利用しない場合は無料版の制限値でも十分だと言えます。
有料版 Google Workspace の一番のメリットは、「ビデオ録画」や「ライブストリーミング」が利用できるところです(※2)。また、録画したビデオは Google ドライブに出力できるため、 GCP( Google Cloud Platform )の Video / Vision API を活用し自動文字起こしを行う拡張も可能です。
※2 「ビデオ録画」は Google Workspace Business Standard 以上で、「ライブストリーミング」は Google Workspace Enerprise で利用可能な機能です。
Google Meet で会議を開始する方法
Google Meet でオンライン会議を開始する方法を説明します。今回は「 Google Meet から会議を始める方法」と「 Google カレンダーに登録したイベントから会議を始める方法」について説明します。
2.予定イベントの作成を行います。この時、ゲストは必ず追加してください。予定に参加メンバーが存在しない場合は Google Meet を開始することができません。
3.参加者は予定イベントをクリックし、予定詳細のウィンドウを立ち上げます。「 Google Meet に参加する」リンクをクリックすると、 Google Meet の会議に参加することができます。
Google Meet の会議に参加する方法
Google Meet の会議に参加するパターンはいくつか存在します。以下に参加する方法をまとめます。
作成&参加方法
説明
Google カレンダーからの参加
G Suite もしくは Google アカウントがあれば、カレンダーに登録されたイベントから参加できます。Google カレンダーから登録された予定をクリックし、「 Google Meet に参加(※4)」をクリックします。
Google Meetからの参加
Google Meet(https://meet.google.com/)にアクセスすると、その日スケジュールされた会議の一覧を表示します。そこから選択して参加できます。
URLからの参加
Google Workspace もしくは Google アカウントを持っていない参加者はこの方法で参加することになります。会議の主催者から受け取ったURLにアクセスすることでオンライン会議に参加できます(※3)。
電話からの参加
Google Meet は電話での参加も可能です。Google Workspace 管理者が許可している場合、参加者は Meet から提供される電話番号とPINを利用して会議に参加することができます。他の組織に所属していたり、会議の主催者とは異なる G Suite エディションを使用していても問題ありません。主催者の企業ディレクトリに登録されている場合は、会議中に参加者に対して名前が表示されます。
※3 オンライン会議への接続は、主催者が参加を許可した場合に限ります。
Google の本気度がすごいので、今後のアップデートに期待大!
昨今のビデオ会議の需要の高まりを受け、Google が Meet の普及に本気になっています。サービス名称をわかりやすい「 Google Meet 」に改名したことからも、その本気度が伺えます。また、機能面でも Gmail から Google Meet を開始できるようになったりと、今後さらなるアップデートが予測されます。
Google Workspace Essentials という高機能な Meet 機能が使える新しいエディションが誕生!
Google が Google Workspace Essentials という新しい Google Workspace エディションを提供しています。このエディションを利用すると、 Google ドライブの強力なコラボレーション機能と高機能な Google Meet の機能を利用することができます。 Google Workspace Essentials の詳しい情報についてはコチラの記事をご参考ください。
ビジネス版 Google Meet をサポートした Google Workspace でテレワークをより快適に!
Google Workspace は Google Meet 以外にも様々なアプリケーションを提供しています。これらのアプリケーションは、どれもテレワークの促進を促す機能を搭載しています。本コラムでは「 Google Workspace 」と「テレワーク」をテーマにした記事を定期的にリリースしています。