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Google Workspace の新エディション Frontline とは何か
目次
こんにちは、クラウドエース編集部です。
Google Workspace というサービスをご存知でしょうか。 Google Workspace は Google が提供するグループウェアで、元々は G Suite というサービス名でしたが、2020 年 10 月に Google Workspace という名称にサービス名が変更になりました。また、サービス名が変更になったタイミングで、料金プランも一新され、エディション数もより選択肢が増えることになりました。
そんな中、2021 年 4 月に新たなエディションがリリースされました。それが Google Workspace Frontline です。今回のコラムでは、 Google Workspace の新しいエディションである Frontline について解説します。
Google Workspace Frontline は現場と本社チームのコラボレーションを促進するためのエディション
Google Workspace Frontline は現場の従業員と本社チームがより円滑にコラボレーションを行えるように Google が 2021年 4 月 1 日から提供を開始した新しいエディションです。 Google Workspace Frontline を利用することで、現場の従業員は必要な情報にさまざまなデバイスから安全にアクセスすることができます。また、従業員と本社チーム間のコミュニケーションとコラボレーションのチャンネルを開設する手助けも行います。
もちろん、管理者向けの機能も存在し、高度なエンドポイント管理のような企業データを守る機能も含まれています。
Google が想定する従業員の定義
Frontline エディションのエンドユーザーは「現場の従業員」に限定されます。Google が合理的な裁量により、要件を満たさない従業員にライセンスが割り当てられていると判断した場合、該当の組織による Frontline エディションの使用を制限することがあるようです。 Google が想定する「現場の従業員」の定義は以下の通りです。
主な職種 | 主な職務 |
---|---|
製造業の組み立て作業員 |
|
レストラン、接客業、小売業の従業員 | |
農業、漁業、林業の従事者 | |
建設作業員 | |
主に屋外で作業する従業員 | |
コールセンターや交通機関のオペレーター |
Google Workspace Frontline で利用可能なアプリケーションとは?
Google Workspace Frontline はコミュニケーションとコラボレーションに特化したエディションであるため、Starer や Business エディションと比較すると利用できるアプリケーションは制限されます。
ユーザー向けのアプリケーション
ユーザーが Google Workspace Frontline で利用できるアプリケーションは以下の通りです。 Meet やドキュメント等、まさにコミュニケーションとコラボレーションを促進するためのアプリケーションのみが提供されます。ドライブのストレージについては 2GB/ユーザーの制限がありますが、ドキュメント、スプレッドシートを利用したテキストベースのデータ保管であれば、すぐには問題にはならないとは思います。
利用可能なアプリ | 詳細 |
---|---|
Gmail | ビジネス用アドレスを使ってメールを送受信することができます。 |
Meet | ノートパソコンなどのデバイスから安全にビデオ会議に参加することができます。 ※100 人まで参加可能 |
カレンダー | カレンダーを共有して会議や予定のスケジュールを簡単に設定することができますう。 |
ドキュメント | オンライン ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションでリアルタイムに共同編集を行うことができますう。 |
ドライブ | 1 ユーザーあたり 2 GB 割り当てられているストレージを利用して、ファイルをクラウドで安全に保存、バックアップすることができます。 |
Chat | テキストとリッチメディアを使ってグループまたは 1 対 1 でコミュニケーションを行うことができます。 |
管理者向けのアプリケーション
管理者向けには以下のような機能が提供されています。端末管理や監査ログ等、基本的な管理機能を利用することができます。各機能の詳細については、リンク先の Google 公式ページをご参考ください。
利用可能な機能 | 詳細 |
---|---|
高度なエンドポイント管理 | 組織のデータをより細かく管理することができます。より安全なパスワードの必須化、デバイスのリモートワイプ、iOS アプリの管理、Android での仕事用プロファイルの使用などが可能です。 |
ドライブの監査ログ | Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム、サイトでのユーザーのアクティビティを確認することができます。 |
データ保護に関する 分析レポート |
組織内の機密データを含むドライブ ファイルに関するレポートを確認することができます。 |
管理者向けの追加機能
また、管理者は以下のサブスクリプションを追加することができます。これらの機能により、さらに安全な運用が可能になります。
利用可能な機能 | 詳細 |
---|---|
Google Vault | 電子情報開示とデータ保持の次世代型ソリューション |
Cloud Identity Premium | 企業向けセキュリティ、アプリケーション管理、自動化されたデバイス管理サービス |
他のエディションへのアップグレードも可能
Google Workspace Frontline を導入した後に、他のエディションにアップグレードすることも可能です。ただし、アップグレードするエディションとユーザー数によって、費用がこれまで以上にかかることは認識が必要です。
Google Workspace Frontline の価格
価格については Google の営業、もしくは販売代理店にお問い合わせください。弊社グループ会社の吉積情報株式会社は Google Workspace の販売代理店を行なっておりますので、ご興味がある場合は、以下からお問い合わせください。吉積情報株式会社は Google Workspace の導入・運用サポートにおいて、数多くの実績を持っています。
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