2019/10/16 レジャー・エンタメベルトラ株式会社アプリケーション開発インフラ構築・移行事業成長を支える基盤刷新 Google Cloud は、システムのマイクロサービス化や、 ウェブサイトのトラフィックの増加解決に、最適な環境を提供してくれました。 VELTRA(ベルトラ)は、世界150カ国、14,000種類以上の現地体験型オプショナルツアーの予約専門サイトです。観光ツアー、世界遺産観光、マリンスポーツ、ダイビング、ゴルフ、スパ・エステ、ディナークルーズ、ショーエンターテインメントなど、海外現地で参加可能な幅広い旅行オプションを提供しています。 今回は、ベルトラ株式会社の松尾様(Vice President of Technology)に Google Cloud 導入経緯などのお話を伺いました。 課題既存のシステムは2012年にリリースされたもので、マイクロサービス化できていないという課題がありました。そのため、新システムでは単位ごとの修正や変更をより容易にし、スピーディな運用ができるようにしたい、という希望がありました。また、ベルトラでは幅広い旅行オプションを提供しており、トラフィックの増加に対応できるようにする必要がありました。この2点を解決できるシステムを構築するため、既に導入済みの AWS を使うのか、新たに Google Cloud™️ を導入するかを検討しましたが、Google Cloud の方がより相性が良いと判断し、使用したい Google Translate API や Google Maps API などもあったため、Google Cloud 導入を決めました。Google Cloud 導入経緯新システムの開発期間は半年で、Google Cloud 導入という決断をしたものの、社内では Google Cloud において知見も持っているエンジニアがおらず、Google Cloud を使ったシステム導入をサポートしていただけるベンダーとして、クラウドエースに出会いました。 クラウドエースには、新システムの中でも既存顧客のポイントを処理する部分の開発を依頼をしました。アプローチ方法既存のシステム内で顧客ポイントに関する処理を受け持つコンポーネントをAPIとして切り出し、マイクロサービス化しました。別サービスとして切り出す際には、実行速度についても考慮し、最終的に、比較的処理速度が早いとされている Go を採用しています。課題であったトラフィックの増加に対応するという要件へのアプローチとしては、 実行環境として、コンピューティング・データベースともにオートスケール可能なマネージド・サービスである、Google App Engine, Firestore(Datastore Mode) をそれぞれ採用しました。また CloudBuild で GAE へのデプロイを自動化することで、スピーディな運用を実現しました。Google Cloud を導入した効果「ベルトラは Google Cloud に関して知見がなかったため、クラウドエースのサポートで、計画通りにシステム開発を完了することができました。 社内で AWS 以外で Google Cloud の知見を蓄えることができたことも一つの成果であると思っています。」使用したプロダクトGAE GoFirestore (Datastore Mode)Cloud BuildVELTRA(ベルトラ)株式会社海外オプショナルツアー、アクティビティ予約サイト「VELTRA(ベルトラ)」を運営しています。 https://www.veltra.com/jp/この記事を共有する