Google Meet の録画機能をご存知でしょうか。この機能を利用することで、 Meet の利用者は自分たちの会議を録画し、その動画を他者と共有することができます。例えば、会議に参加できなかった人向けに動画を残したり、企業で開催したウェビナーを録画し、オンデマンドコンテンツとして再利用したりすることができます。
今回のコラムでは、 Google Meet で会議を録画する方法について解説します。
またこちらのグループウェア比較表では、ビデオ会議サービスであるMeetとMicrosoft365のTeamsの機能の違いを解説しています。
Google WorkspaceとMicrosoft365の値段やサービスも比較しておりますので、両者の違いが気になる!といった場合はぜひ御覧ください。
Meet 録画機能の利用条件
Google Meet の録画機能は、 G Suite Enterprise や G Suite Enterprise Essentials 限定の機能です(※1)。しかし、 Google は新型コロナウイルスの影響によるビデオ会議の需要の高まりを受けて、2020年9月30日まで録画機能を G Suite Basic / Business にも無料公開することを決定しました。期間限定ではありますが、 G Suite Basic / Business の利用者も録画機能を利用することができます。
※1 録画機能以外にもライブストリーミング機能を利用することができます。
条件
録画機能
備考
Google アカウント
×
G Suite Basic
×
本来は利用できませんが、
2020年9月30日までは無料で利用可能です。
G Suite Busuness
×
G Suite Enterprise
○
G Suite Essentials
×
本来は利用できませんが、
2020年9月30日までは無料で利用可能です。
G Suite Enterprise Essentials
○
G Suite の管理者権限で Meet の録画機能を有効化しよう!
録画機能の有効化は G Suite の管理画面上で行います。管理画面上で Meet の録画機能を有効化する手順は以下の通りです。
会議の参加者が招待メールに気づくまで、とりあえず先に会議に参加しておきましょう。 Google カレンダーで予定の詳細を開き、「 Google Meet に参加する」をクリックします。
Google Meet に遷移するので「今すぐ参加」をクリックします。
これで主催者の会議への参加は完了です。次に招待者が会議に参加する手順について説明します。
招待者が会議に参加する手順
Meet 会議に招待されたユーザーが会議に参加する手順は以下の通りです。
Gmail を開くと、主催者から会議への招待メールを受信していることがわかります。メールの詳細を開き、「はい」を押下し、会議への参加を受諾します。その後、「 Google カレンダーで表示」をクリックします。
Google カレンダーに遷移すると、招待された予定の詳細ダイアログが自動で開きますので、「 Google Meet に参加する」をクリックします。
Google Meet に遷移したら「今すぐ参加」をクリックします。
これで会議への参加は成功です。
試しに録画機能を試してみます。メニューアイコンをクリックしてみましょう。
しかし、表示されるはずの「ミーティングを録画」が表示されません。
理由は招待されたユーザが「主催者と同一組織のユーザー」ではなく、「組織外のユーザー( フリーの Google アカウント)」だからです。 このことから、録画機能が許可されたユーザーと同じ会議に参加したからといって、組織外のユーザーが録画機能を使えるという訳ではないことがわかります。次に本題である、会議の録画方法について説明します。
Google Meet で録画した動画ファイルは Google ドライブに出力され、会議の参加者に共有権限が付与されます。しかし、 G Suite の設定で社外共有をNGにしていた場合、会議に参加した組織外のユーザは録画した動画にアクセスすることができません。そういったケースのために 弊社グループ会社の吉積情報株式会社は Google ドライブ拡張サービス「 Cmosy 」を提供しています。 Cmosy は Google ドライブのセキュリティポリシーを保持した状態で、ファイルを送受信するためのサービスです。これにより、社内外のユーザーとファイルを共有することができるようになります。また、 Cmosy は有効期限やパスワードによるセキュリティの保護、ログによるデータ追跡等、様々な機能を提供しています。 Cmosy の詳細についてはコチラの公式HPをご参考ください。
吉積情報株式会社は Google Workspace の導入を支援しています!
Google Meet は G Suite のサービスの一部として利用することができます。今回説明させていただいたブレイクアウトルームは Google Workspace のサービスを組み合わせて実現しています。弊社グループ会社の吉積情報株式会社は、日本初の Google 認定のワークスタイル変革分野のスペシャライゼーション取得企業として、これまで数多くのお客様に Google Workspace を導入してきました。 G Suite の導入支援についてご質問がある場合はコチラからお問い合わせください。