Google ドライブの価格をWebで検索すると、様々な紹介サイトがヒットします。しかし、これらのページに記載されている価格は本当に正しいのでしょうか。オンラインストレージは競争が厳しいため、価格の改定が定期的な頻度で発生し、価格系の記事はすぐに陳腐化してしまいます。今回のコラムでは、2021/10/15時点で最新の Google ドライブの料金プランを解説します(※1)。
※1 記事は価格改定や新エディションの追加の度にアップデートをかけていく予定です。
Google ドライブの基本情報をおさらい!
Google ドライブは Google が提供するオンラインストレージサービスです。 Google ドライブは Google アカウントがあれば、誰でも無料で利用できるため、本記事の読者でも利用している方は多いのではないでしょうか。まずは、 Google ドライブの基本情報についておさらいします。
様々なファイルを保管・プレビューできる
Google ドライブでは、どんなファイルでも保存が可能です(保存についてはファイル形式に制限なし)。プレビューについては制限はあるものの、ほとんどのファイル形式に対応しています。また、Google ドライブ上で作成した Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド等のファイルは Microsoft Office との互換性があるため、Officeファイルを Google ドライブ上で編集したり、 Google ドライブで作成したドキュメントをOffice形式のファイルに出力することも可能です。
様々な有償プランから選択可能
無料の Google ドライブを利用する場合、保存容量に15GBの制限があります。それ以上の容量を利用したい場合は有償版の Google ドライブ、もしくは Google Workspace (旧 G Suite )を選択することができます。ただ、 Google Workspace (※2)はビジネス向けのグループウェアのため、単純に Google ドライブが利用したいだけであれば、機能としては過剰かもしれません。その場合は、Google Oneの契約で十分だと思います。
※2 Google Workspace の詳細について知りたい場合は以下の記事も合わせてご参照ください。
前述した通り、 Google ドライブを利用する場合、様々な料金プランが存在します。それを踏まえて Google ドライブの価格体系を整理してみました(税抜き価格です)。
契約プラン
容量
価格(月額)
Google One
100GB/ユーザー
¥250/ ユーザー
200GB/ユーザー
¥380/ ユーザー
2TB/ユーザー
¥1,300/ ユーザー
5TB/ユーザー
¥3,250/ ユーザー
10TB/ユーザー
¥6,500/ ユーザー
20TB/ユーザー
¥13,000/ ユーザー
30TB/ユーザー
¥19,500/ ユーザー
Google
Workspace
Business
Starter
30GB/ユーザー
¥680/ユーザー
Standard
2TB×ユーザー数
¥1,360/ユーザー
Plus
5TB×ユーザー数
¥2,040/ユーザー
Enterprise
Standard
無制限に拡張可能
¥2,260/ユーザー
Plus
無制限に拡張可能
¥3,400/ユーザー
Education
Fundamentals
プールされたストレージ100TB
お問い合せ
Standard
プールされたストレージ100TB
お問い合せ
Teaching and
Learning Upgrade
共有ストレージ 100TB + ライセンス当たり100GB
お問い合せ
Plus
共有ストレージ 100TB + ライセンス当たり20GB
お問い合せ
Team
Essentials
100GB×ユーザー数
お問い合せ
Enterprise Essentials
1TB×ユーザー数
¥1,130
Frontline
2GB/ユーザー
お問い合せ
Individual
30GB/ユーザー (別途 Google One の契約をすることで拡張可能)
¥1,130 (2022年1月までは¥900)
Google One より Google Workspace の方がお得?
Google One と Google Workspace では利用するユーザのターゲットが異なります。Google One は個人向け、 Google Workspace は企業向けのサービスです。しかしながら、以下のように費用を想定してみると、ケースによっては Google Workspace Business Plus 以上を契約した方がユーザにとってメリットがあるケースもあります。
例えば、 Google One で10TBのストレージを購入するのであれば、 Google Workspace Business Plus で5アカウントを購入し、25TBのストレージと各種ビジネス向けサービスを利用できる方が、ユーザにとってはお得です。想定されるストレージ容量によって、購入するプランは考慮した方が良いかもしれません。
Google Workspace アカウントで上記リンクにアクセスすると、 Google ドライブ、 Gmail 、 Google フォト等のストレージ使用量を確認することができます。ただ、 Google Workspace for Education や、Google Workspace Enterprise の場合は容量が無制限のため(拡張申請する場合)、ストレージ使用量を気にする必要はそもそもないかもしれません。
通常の Google アカウントでアクセスする場合
通常の Google アカウントで上記リンクにアクセスすると、Google Workspace アカウント同様、 Google ドライブ、 Gmail 、 Google フォト等のストレージ使用量を確認することができます。また、現在使用中のストレージ容量から、オススメの契約プランを提案してくれます。
Google One の契約方法
Google One は Google の公式ページから直接購入することが可能です。前章で紹介したURLに個人の Google アカウントで接続し、購入プランを選択してください。
Google Workspace の契約方法
Google Workspace を契約する場合、「 Google 直契約」と「販売代理店との契約」の2つのパターンが存在します。「 Google 直契約」はそのままの意味で、公式ページから直接申し込みを行います。販売代理店については、サポート内容や価格を比較した上で購入を検討すると良いでしょう。
販売代理店と契約するメリット
Google Workspace を導入する場合、既存システムからの移行等、様々な技術的課題が存在します。そういった課題に対して、販売代理店はサポートを行います。しかしながら、サポート内容は代理店によって様々です。ちなみに弊社クラウドエース株式会社のグループ会社である吉積情報株式会社は2008年から10年以上 Google Workspace の販売代理店として活動しています。吉積情報株式会社のサポート内容について知りたい場合はコチラをご参考ください。
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