パーソルキャリア株式会社
Google Cloud™ のデフォルト機能を活用しセキュアでスピード感のある開発チームに
パーソルキャリア株式会社
サービス企画開発本部 サービス開発統括部
エンジニアリング部 第 3グループ シニアエンジニア
馬場 裕 氏
「人々に“はたらく”を自分のものにする力を」というミッション実現のため、転職サービス以外の“はたらく”を創るサービス開発統括部にて、主にセキュリティやインフラ周りを担う馬場氏にお話を伺いました。
トレーニングを受けようと思ったきっかけ
私がいる部署は、転職サービス「doda」以外の新規サービス開発を担っており、ユーザー層の拡大のために、スピード感がある開発、速度感があるリリース作業が求められます。
ただ、速さを求められているとはいえ、もちろんセキュリティレベルの高いサービスにする必要があります。従業員も増える中で、現在のチームでは経験や知識に差異があると感じていた為、セキュリティに関する知識やスキルをメンバー全員で向上してきたい、という思いがありました。
トレーニング受講に至った経緯と実際の印象
そうした中で、別のプロジェクトでクラウドエースの方と顔合わせをさせて頂いた際に、「何か困っていることありませんか？」と声を掛けてくださり、「実はセキュリティに対する課題があって」と相談をさせて頂いたところ、今回のトレーニングをご紹介いただいた流れになります。
事業の中心は転職サービスであることから、お客様の個人情報を扱う場面が多い為、新しいサービスを開発する際にも、セキュリティに関する社内の複数のチェックリストと審査があり、配慮すべき点が多くあります。
不正アクセスや個人情報の流出を防ぐことに重点を置いていますが、そういった点が既に Google Cloud ではデフォルトの機能としてあることをトレーニングを受けて初めて知りました。こういったことを知らずに、自分たちでいちから行っていたら余計な時間がかかってしまっていたので、既にある機能を正確に知ることが出来たのは大きかったと思います。また、Google Infrastructure™ のセキュリティ設計についてのパートがとても印象に残っており、実際に Google フロントエンドエンジニアが行っていることを知ることが出来て大変勉強になりました。
さらに、Google Kubernetes Engine™（GKE）やセキュリティ回りのドキュメントを読む時間をなかなかとることができなかったので、講師陣の方々の実際の体験を交えて、どこからこちら側でやらなければいけないのか、というところを詳しく学べたことが非常に有り難かったと感じています。
トレーニングの具体的な効果
ログ関連では、何か問題があった場合、すぐに何が起きたか紐解かないといけないため、履歴を常にとることが重要になってきます。今回のトレーニングで、新しくどんどんログが取れるようになっていることを知ったので、すぐに業務に取り入れました。
Google Cloud Storage™ は、署名付き URL という設定で特定のユーザーだけにファイルを見せるように制御できるので、すぐに活用して安全な状態で業務を効率化することができました。
今後の取り組み
トレーニングで学んだことを活かし、セキュリティの品質向上と運用の体制を作っていきたいと考えています。特に現在のチームは少人数で構成されており、一貫した対応が求められます。複数のプロジェクトの運用と管理を効率よく行うコトができる方法を模索していきたいと思っています。それに伴い、新しくなった Google Workspace™ を使用した全体としての管理についても今後の課題として考える必要があると感じています。個人情報を多く扱う中で、ユーザーの方にとって使いやすく、安全・安心なサービスを提供することを目指していきます。
こんな人におすすめ
幅広い層をターゲットに置いているような印象を受けており、今回 Google Cloud Platform™ 使ったことがない社員も参加させて頂いたのですが、初心者にも分かりやすい内容となっていました。
実際に現場で活躍されている講師がすぐに質問に対して回答してくれるので、抱えている課題やこんなことがやりたい、といった目標が明確にある人はピンポイントで直接質問できる機会があるので、有意義な時間になると思います。
無料トレーニングのご案内
こちらの事例記事でご利用いただいたGoogle Cloud 認定トレーニングの基礎コースをオンラインで無料体験できます
無料トレーニングの詳細・お申し込みはこちら https://cloud-ace.jp/free-gcp-training/
この記事を共有する
