【トークンとは】2分でわかるトークンという言葉の意味と役割

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こんにちは、クラウドエース編集部です。

NFT やブロックチェーン、キャッシュレスの話題でよく耳にする「トークン」という言葉。
なんとなくの意味は理解していても、いざ「トークンってなに?」と聞かれた時に説明しにくいと感じるのではないでしょうか。

今回は、トークンとは何かをわかりやすく解説し、トークンによって何ができるのか、どんな種類のトークンがあるのかについて包括的に紹介していきます。

トークン とは?わかりやすく解説

トークンとは「仮想通貨におけるデジタルコイン/キャッシュレス決済における認証デバイス」のことです。

つまり「トークン」という言葉は、使用されるシーンによって 2 種類の意味を持つのです。
異なる場面で同じ言葉が使われているため、混乱したり、意味が曖昧になったりしやすいんですね。

「トークン」は直訳すると「しるし」「象徴」という意味です。
この意味から派生して、従来の紙幣に代わって利用されるお金の「しるし」としてのデジタルコインや、キャッシュレス決済において本人であることを示す「しるし」としての認証デバイスを指すようになったのです。

仮想通貨におけるトークンの種類

仮想通貨、そしてキャッシュレス決済における「トークン」には、目的や特徴の異なるいくつかの種類があります。
それぞれのトークンについて、簡単に見てみましょう。

仮想通貨におけるトークンの種類

まずは、仮想通貨における代表的な 4 つの種類の「トークン」について紹介します。

DeFi トークン

DeFi とは、簡単に言うと「非中央集権的な金融の仕組み」のことです。
そして DeFi トークンとは、従来の銀行や取引所などの仲介者を排除した金融システムの実現を目的として発行されるトークンです。

ブロックチェーン技術を用いた DeFi では、透明性が高く、手数料不要で、システムダウンの心配もない金融取引の仕組みを実現しています。

ガバナンストークン

ガバナンストークンとは、ある特定の集団における権利を表すために発行されるトークンです。
特定のトークンを所有することで、その団体の運用方針などの意志決定に参加できるようになったり、取引手数料の一部がトークン保有者に分配されたりします。

プロジェクトをトークン保有者で非中央集権的に共同運営するための仕組みと言えます。

非代替性トークン( NFT )

NFT(=Non-Fungible Token) とは、デジタル作品に唯一無性を与えるためのトークンです。
これまで、インターネット上の画像や動画、音楽、ゲーム内のアイテムなどは、全て簡単にコピー・偽造することができました。
しかし、「書き換え不可能」という特徴を持つブロックチェーン技術により、デジタル作品のコピーや偽造が困難となります。

このような、唯一無二性を持ったデジタルデータが NFT と呼ばれています。

セキュリティトークン

セキュリティトークンとは、株式や債券のような役割を果たすデジタル化された有価証券です。

セキュリティトークンの発行による資金調達も可能となっています。
証券よりも低いコストで、中小企業や個人でも発行できるため、資金調達の幅が広がるというメリットがあります。

キャッシュレス決済におけるトークン

次に、キャッシュレス決済におけるトークンの種類について紹介します。

オンライン決済や送金の際に、本人確認のため「ワンタイムパスワード」の入力が求められることがありますよね。
このパスワードの認証デバイスが、キャッシュレス決済における「トークン」です。

ハードトークン

ハードトークンとは、短時間で変化する 1 回限り有効な使い捨てパスワードを生成し、液晶に表示する小型端末のことです。
「セキュリティトークン」と呼ばれることもありますので、仮想通貨における「セキュリティトークン」と混乱しないように注意する必要があります。

ソフトトークン

ソフトトークンとは、認証パスワードを生成するスマートフォンの専用アプリなどのソフトウェアのことです。
ゆうちょ銀行などをはじめとして、大手銀行での導入も始まっています。

トークンエコノミーとは?トークンで資金調達が可能になる?

ニュースなどで「トークンエコノミー」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
トークンエコノミーとは、仮想通貨の意味でのトークンを発行して、独自の経済圏を新たに作ることを指します。

例えば日本で暮らしていると、あらゆる商品やサービスを購入する際には「円」を利用しますね。
トークンエコノミーでは、商品やサービスを提供する事業者が、「円」に代わる独自のトークンを発行します。
そのトークンは商品やサービスの購入のほか、事業に関する方針決定などの投票権として利用されます。
トークンの価値は需要によって決まり、そのトークンを利用する人が増えれば、トークンの経済的価値は上昇するという仕組みです。

この「トークンエコノミー」のシステムには、以下のようなメリットがあります。

  • 上場せずに資金調達ができる
  • 契約や決済を自動的に行える
  • 非中央集権的な組織を作れる

1 つ目のメリットは、株式をブロックチェーン上のデジタルトークンとして発行することで、上場しなくても資金調達が可能となります。
ここでの「トークン」とは、「セキュリティトークン」のことですね。
株式公開をする場合、上場承認までに長い時間と多額の費用がかかりますが、トークンエコノミーは資金調達を開始するまでの時間と費用を抑えられます。

2 つ目のメリットは、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組みである「スマートコントラクト」を活用して、銀行などの仲介者を経由せずに契約や決済ができるようになることです。
これは主に「 DeFi トークン」におけるメリットで、従来の契約・決済で必要だった、書面の作成や認証が不要となります。

3 つ目のメリットは、ユーザー全員で共同運営する非中央集権的な組織を作れることです。
これは先述の「ガバナンストークン」を活用した仕組みです。
ガバナンストークンを発行・分配することで、マネジメントやプロジェクトの方針決定をトークン保有者全員で行えるようになります。
なお、このような非中央集権的な組織は「自律分散型組織( DAO )」と呼ばれます。

まとめ

ここまで、「トークン」の意味と種類について解説してきました。「トークン」という言葉は、利用されるシーンによって意味が違うことを覚えておきましょう。

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