こんにちは。クラウドエース編集部です。

データセンターとクラウドにはどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴とメリットについて確認し、その違いを明確にしておきましょう。両者をどのように使い分ける、もしくは両立させることができるのかについても解説していきます。

データセンターとクラウドそれぞれの役割

データセンターとクラウドには、どのような違いがあるのでしょうか。まず理解しておきたいのは、データセンターは施設を示す言葉で、クラウドはサービスの提供方法を示す言葉であるという点です。このように種類の異なる言葉ですが、それぞれの意味と役割をより詳しく確認しましょう。

データセンターはハードウェアを収容する施設

データセンターとは、サーバーやネットワーク機器などのハードウェアを収容する施設です。サーバー本体を設置するスペースだけでなく、安定稼働させるための電源や、空調設備、監視システムなどを備えています。

自社でデータセンターを所有している企業もありますが、多額の費用がかかるため、管理会社の所有するデータセンターをレンタルするのが一般的です。自社の所有するサーバーをデータセンターに設置して運用することで、社内にサーバーを保管するスペースが不要になり、管理の手間を省けます。

クラウドはサービスの提供方法

クラウドとは、ハードウェアや、開発環境、アプリケーションなどを、インターネットを通じて提供するサービスで、「クラウド コンピューティング」とも呼ばれます。

クラウド コンピューティングの一種である「クラウド サーバー」を利用すれば、インターネット上にあるサーバー環境を利用できるので、データセンターを借りる必要がなくなります。

データセンターでサーバーを運用する場合とは異なり、自社の所有するサーバーではなくクラウドを提供する会社のサーバーを利用する形式です。サーバーを購入せずに、高性能なハードウェアを利用できます。

データセンターで提供されるサービス


データセンターでは、どのようなサービスが提供されるのでしょうか。主な 3 つのサービスを紹介します。

ハードウェアを設定する場所の提供

データセンターでは「ハウジング サービス」が利用できます。ハウジング サービスとは、サーバーを設置・管理する場所を提供するサービスです。「ラック」と呼ばれるサーバーを設置する棚が提供され、その中に自社のサーバーを設置し、保管・管理してもらいます。

1 つのラック全体を借りる「フルラック ハウジング」や、半分を借りる「ハーフラック ハウジング」など、必要な規模に応じてラックのサイズを選べるのが一般的です。

インフラの提供

ラックだけでなく、サーバーを管理・運用するために必要な、通信・電力・空調などのインフラも提供されます。高速通信を可能にする大規模な「通信設備」や、サーバー周辺の温度を安定させる「空調設備」、高いセキュリティを実現する「施錠・監視システム」など、サーバーの安定稼働に必要なインフラです。

自社で準備するには多額の初期投資が必要になる高性能なインフラが利用できます。

ホスティング サービスの提供

データセンターでは、ハウジング サービスと合わせて「ホスティング サービス」も提供していることがあります。ホスティング サービスとは、データセンターの所有するサーバーを貸し出すサービスで、レンタル サーバーとも呼ばれます。

ホスティング サービスでレンタルできるサーバーはカスタマイズできる範囲が限定的なので、自社でサーバーを所有する場合と全く同じ使い方ができるとは限りません。

サーバーを「借し出す」という点では、ホスティング サービスとクラウド サーバーは共通していますが、後述する通り「柔軟性」「自由度」についてはクラウド サーバーが優れています。

データセンターを利用するメリット


データセンターを利用してサーバーを運用することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。主に以下の 3 つのポイントがあります。

安定した環境を利用できる

データセンターはサーバーなどのハードウェアを設置するための安定した環境を利用できることがメリットです。

停電対策として、停電が発生しても一定時間まで電力を供給し続ける無停電電源(UPS)や、自家発電装置を備えています。高性能な空調設備によってサーバー周辺の温度管理が徹底されていることも、安定性につながる要素です。

自社で用意するには大きな初期投資やランニング コストが必要な環境を、すぐに利用できます。

セキュリティが強固

万全なセキュリティ対策が施されており部外者が侵入してサーバー内の情報を盗まれるリスクが少ないことも、データセンターを利用するメリットです。サーバーが保管されている部屋は、ID 認証や警備員による 24 時間体制の監視などの高度なセキュリティによって保護され、部外者の侵入を防いでいます。

災害などに強い

災害対策が施され、災害によるサーバーダウンのリスクに強いこともデータセンターのメリットです。

十分な耐震設備や落雷対策が施された建物であることはもちろん、施設の所在地も考慮され水害などの災害が発生しにくい場所を選んで建設されています。

火災が発生しにくい環境の下で運用されますが、万が一の場合でも、高度なセンサーによって瞬時に検知し、ハードウェアへの損傷が発生しにくい「不活性ガス消火設備」などによって被害を最小限に抑えられます。

クラウドを利用するメリット

データセンターを利用する代わりに、クラウドを利用するという方法もあります。クラウドのメリットは以下の 3 つです。

導入時にコストや手間がかからない

クラウドは導入する際のコストや手間が少ないというメリットがあります。データセンターを利用する場合でも、サーバーの購入は必要です。クラウドならサービス提供事業者のサーバーを利用できるため、ハードウェア購入の初期費用がかかりません。

またデータセンターはサーバーの初期設定などは基本的に自社で対応する必要があるため導入時に手間がかかりますが、クラウドなら既にセットアップの完了したサーバーをすぐに利用開始できます。

ハードウェアの用意・管理・保守が不要

クラウドではハードウェアをサービス提供事業者が用意するため、サーバー管理・メンテナンスの手間を削減できます。

データセンターは、サーバーを設置する環境を管理してくれますが、サーバーの中身については基本的に自社対応の範囲です。サーバー内のシステムやアプリケーションが正常に動作しているか、サーバー監視(サーバーの管理・保守)をする必要があります。

クラウドではサーバー監視の業務をクラウド ベンダーが対応してくれるので、自社スタッフが管理・保守する手間や人件費を削減できます。

インターネット環境があればどこからでもアクセスできる

インターネット経由でどこからでもサーバーにアクセスできることも、クラウドのメリットです。

データセンターの場合、データセンターに行かなければできない業務もあります。一方のクラウドは、サーバーのある施設に行くことなく利用可能です。

緊急で対応すべき問題が発生した場合でも、施設に駆けつけることなくインターネットを通じて遠隔で対応できます。

システムの特性に応じて使い分けることが大切


クラウドには多くのメリットがありますが、どのような場合でもクラウド化できるとは限りません。システムによっては、クラウド化に適していない場合があります。

システムの特性に応じて、データセンターとクラウドを使い分けることが大切です。それぞれ「どのような場合におすすめか」を解説します。

オンプレミス環境にはデータセンターがおすすめ

データセンターの利用がおすすめなのは、自社でサーバーを所有して運用するオンプレミス環境が必要な場合です。

例えば法律や規約の関係でクラウド上には保存できないデータを管理するには、オンプレミス環境で対応することになります。クラウドに移行するために大規模な修正が必要で、前述の「クラウドのメリット」が必要ない場合にも、データセンターを利用してオンプレミス環境で運用した方が適している可能性があります。

なお、必要な部分だけクラウド化してオンプレミス環境も残す方法もあるので、必要に応じて検討してみてください。

社外からアクセスしたいならクラウドがおすすめ

社外からサーバーにアクセスする必要がある場合、クラウドでの運用がおすすめです。

問題が発生した時にデータセンターに行かなくても対応できるようにしたり、リモートワークしやすい環境を整えたりなど、遠隔による利用を希望する場合には、クラウドが適しています。

また、複数スタッフで共通のデータを共同編集したり、複数の支店で同じシステムを共同で使用したりなど、「共有」のニーズが高い場合にもクラウドがおすすめです。

クラウドの導入はクラウドエースにお任せ!


クラウドの導入を検討されているなら、クラウドエースにご相談ください。弊社サービスの 3 つの特徴をご紹介します。

Google Cloud の導入を徹底支援

クラウドエースは、Google 社の公認プレミア パートナーとして、クラウド サービス Google Cloud™ の導入を支援するサービスを提供しています。オンプレミスからの完全移行だけでなく「一部分だけクラウド移行したい」など、お客様のニーズに合わせたサポート内容をご用意。

「自社のシステムがクラウドに適しているかどうかを知りたい」など、基本的な内容からでもお気軽にお問い合わせいただけます。

利用料金が 3%OFF でお得

クラウドエースを通して導入いただくだけで、通常より 3%OFF のお得な料金で Google Cloud をご利用いただけます。クラウドエースのサポートプランの中には、後述する通り無料で契約いただけるプランもあるので、コストカットの目的だけでもご利用いただくことが可能です。

アフター サポートも充実

導入時だけでなく、その後の運用サポートの内容も充実しています。Google Cloud の総合支援サービス「カスタマー サービス」では以下の 3 つのプランをご用意しており、予算やニーズに合わせてサポート内容を選択可能です。

  • BRONZE サポートプラン:無料
  • SILVER サポートプラン:月額 1 万円
  • GOLD サポートプラン:月額 4 万円

「BRONZE サポートプラン」は無料ですが、円建て請求書での決済とサイバーリスク保険、最低限の導入サポートが付属します。

「SILVER サポートプラン」では Google Cloud の専門エンジニアによる、Google Cloud 利用に関するアドバイスのサポートが追加されます。

「GOLD サポートプラン」では、さらに障害時の対応スピードが迅速化され、時間外対応も追加されるという内容です。

クラウドエースはこれまでの実績も豊富で安全


クラウドエースは、これまで 400 社以上の Google Cloud 導入をサポートしてきた実績があります。クラウドエースを通して導入いただいた企業様の事例を 2 つご紹介します。

多数の仮想マシン上で動いていたサーバーを一元管理できた!

お客様名称 株式会社 K&K システム
ご利用サービス カスタマー サービス
導入内容 他社の仮想マシンからの移行

Web アプリケーションや Web サイトの構築などを手がけている K&K システム様では、他社クラウド サービスの仮想マシンで運用していたシステムの移行先として、Google Cloud を選択されました。

利用していたサービスの終了に伴って移行先のクラウド サービスを検討され、コスト面や信頼性などから Google Cloud を選択。導入の結果、多数の仮想マシンを一元管理できるようになり、効率化を実現しています。

弊社のサービス内容について、「作業時間が限られていましたが、クラウドエースの支援のおかげで明確な移行計画と進捗確認により、問題なく作業を完了することができました」とのお声をいただきました。

事例詳細:https://cloud-ace.jp/case/detail49/

Google Cloud でメンテナンスの手間を削減できた!

お客様名称 ナレッジスイート株式会社
ご利用サービス 技術支援・開発
導入内容 アプリケーション開発環境の移行

ナレッジスイート株式会社様は、Web 商談・Web 会議一体型のアプリケーション「VCRM」の開発環境の移行先として、Google Cloud を導入されました。

移行先のサービスとして Google Kubernetes Engine(GKE™)を採用し、開発とメンテナンスがしやすい環境を構築しています。

弊社のサポート内容について「小さなことでも、気軽に Slack などでご相談することが出来ましたし、毎週ミーティングをさせて頂くことで、課題を都度クリアにすることができたので、とても助かりました」とのお声をいただきました。

事例詳細:https://cloud-ace.jp/case/detail46/

まとめ

データセンターとクラウドにはそれぞれの長所があるため、システムの特性に応じて使い分けることをおすすめします。とはいえ、クラウド サービスには柔軟性があり多様なシステム形態に対応可能です。コストや効率の面で利点があるため、導入を検討してみることをおすすめします。クラウド サービスの導入をご検討の際は、Google Cloud の公認プレミア パートナーであるクラウドエースにぜひご相談ください。

※ Google Cloud、および、GKE は Google LLC の商標です。

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