株式会社 K&Kシステム

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本番運用しながら Google Cloud へ他社クラウドからシームレスな VM マイグレーションに成功


今回は NTT 西日本、 NTT コミュニケーションズの代理店として、ネットワーク構築、パソコンおよび周辺機器の販売、 Web アプリによる基幹システムの構築、ウェブサイトの構築などを手がけている K&Kシステム 代表取締役社長 寺前様にお話を伺いました。

300VM以上のサーバーを Google Cloud 上へ移行

K&Kシステムで受託開発及び運用を担っている株式会社チャイルド社の保育施設用のシステムにてサーバー 300 以上の VM を他社のクラウドで運用されていましたが、同サービスの終了に伴い、パブリッククラウドへの移行を検討開始。
業務を続けながらの移行となることを考慮し、いかに効率的な移行計画・移行方法を立案し、コストを抑えた移行を円滑に実行できるかが課題となっていた中、クラウドエースのカスタマーサービスを利用したことで、シームレスに Google Cloud への移行を完了することが出来ました。

コスト面でのメリットが決め手となり Google Cloud 活用を決意

クラウド移行の検討を開始した一番の理由は当時利用中だったサービスが終了してしまうためではありましたが、その前から運用についての課題はありました。本システムでは 1VM をエンドユーザーが 3 から 4 のユーザー共有するという仕組みをとっており、実際のユーザー数は 1000 ユーザーを超えていたため、日々 VM の数が増加していっていた状況で、最終的には 300 を超える VM を管理するシステムになっていました。これにより管理・運用するためのコストが想定以上にかかってしまっていました。

このような課題を解決するべく、パブリッククラウドの移行を考えていた中で、大手3社のクラウドを比較・検討していきました。その中でも Google Cloud の活用を決意した理由は次の5つの点において、Google Cloud が最も優れていると判断したためです。

  1. システム構築フローの簡便さ
  2. コスト面
  3. 信頼性
  4. 拡張性・先進性
  5. サポート面での手厚さ

カスタマーサービスの手厚さに魅力を感じ、数あるベンダーの中からクラウドエースを採用

Google Cloud を利用していくことが決定し、パートナーを選定するにあたり、まず現状の課題を考えました。
管理費用のコストやトラブル対応の際のスピード感の無さが課題として上がっていたため、このような部分を払拭できるようなパートナーを探していました。
そんな中でご縁があり、クラウドエースのトレーニングを受講した際に課題などをご相談したところ、移行作業にあたってのワークショップも開いていただき、まずこちら側の状況や課題を聞いて頂ける場を持てたことは、とても好印象でした。
移行作業の要件として特に重要視していたのは、現行システムと同等スペックのインスタンスの起動を行えること、Windows DNS 環境から DNS(約 1,500 レコード)の移行を一括で行えること、インスタンス、DNS ともに、想定するアクセス集中に対応可能なネットワーク構成であること、の 3 つとなり、定義した要件をもとにワークショップ時にクラウドエースの技術担当の方も一緒になって検討して頂き、大変安心感がありました。

システムを稼働させたまま、僅か 5 ヶ月間で問題なく移行作業を完了

移行作業をする上でエンドユーザーの作業に影響を与えないということは最優先事項であり、また、 VM の構成は現在と同じ構成を保持するということが求められていたため、今回は純粋な VM の移行に注力することとしました。
その結果、約 5 ヶ月という短い期間で、300 を超える VM を稼働させたまま移行することができました。作業時間が限られていましたが、クラウドエースの支援のおかげで明確な移行計画と進捗確認により、問題なく作業を完了することができました。
移行作業中もクラウドエースには課題や懸念点をすぐに相談できる環境を整えていただいていたので、安心して作業をすすめることが出来ました。

今後は VM の冗長化を進め、他のシステムとの連携を図りたい

今後は、今回導入できなかった VM の冗長化および VM の軽量化負荷軽減のためのシステム改修、他のシステムも連携するための共通部分のコンテナ化などをしていきたいと思っております。また、DWH、AI など新たなサービスを活用し、本システムを成長させていきたいと考えていますので、引き続きクラウドエースの技術力を活かした支援に期待をしています。

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