初期コストを抑え、5 万人ものユーザを抱える PBX サービスのデータ処理迅速化に成功

ブラステル株式会社

ブラステル株式会社

  • Google Cloud 総合支援
  • 情報通信・IT


山下 クリスチアン様   / システム部 開発担当
弘瀬文雄様 / 法人事業本部 営業企画担当
ハリナ マリア様/ 第 2 営業部(国際)
セヴィンチ マート様/ システム部 開発担当
比嘉イリーナ様 / 広告宣伝部 サービス企画担当
春日セルジオ様 / システム部 部長

海外送金サービスと通信サービスを軸とし、今年で創業 25 年を迎えたブラステル社では、「データや映像のIP化」だけではなく「音声の IP 化」に着目し、2007 年にクラウド上で動く「利用型」の企業向けの IP 電話サービスであるビジネス電話サービス「Basix」をリリースされました。今回その「Basix」および海外送金サービスのデータ基盤を整え、レポーティングするシステムをブラッシュアップする目的と、Google Cloud のプロダクトを活用し音声機能を追加すべく、クラウドエースの Google Cloud 活用診断サービス「クラウドドクター」と Google Cloud 導入内製化支援「クラウドブースター」というサービスを活用いただき、支援をさせて頂きました。

システム概要と課題

春日様:
自社のシステムは自分たちが一番使いやすいかたちにしていきたいという思いから、外注などを使わずにシステムやサービスの開発は全て内製しています。
現在、5 万人ものユーザがいる弊社の PBX サービスや海外送金サービスにおいて生成された膨大な通話履歴などのデータの管理は、オンプレミスをメインのデータベースとして活用しています。しかし、経営層に良質なサービス利用状況のレポートを提供できておらず、課題となっていました。

弘瀬様:
弊社提供の PBX サービスの仕組みとしては、プラットフォームを顧客に提供し、顧客にそのプラットフォーム上でサービスを運営して頂いているかたちとなります。コロナ禍でコールセンターやテレワークに移行した企業などの需要が急激に増加したのですが、それに対応できるデータセンターの構築およびデータ分析が急務となっています。

導入効果

春日様:
そこで、通信サービスの通話データ、請求データ及び海外送金サービスの取引データを BigQuery に保存し、Data Studioレポートを開発したことで、スピーディかつクォリティを担保したレポーティングが可能となり、これまでエクセルなどを使って丸半日ほどデータの可視化に費やしていた工数も大幅に削減することができました。
また、​​クラウド上にサービス構築をしている利点を活かし、お客様のニーズに沿った機能をスピード感を持って追加していき開発していくことが可能となり、今回 Google Cloud 上で Speech-to-text などを用い、音声認識機能を追加していきました。

弘瀬様:
今回のプロジェクトで手がけたのは映画館のコールセンターのサービスで、これまで自動応答機能(IVR)のみの対応だったのですが、IP 化されたいという要望があり、アナログからGoogle Cloud 上に構築した弊社のプラットフォームを利用することで、お客様からの問い合わせ頂いた音声を認識して自動で案内することが可能となりました。
一から構築するのは大変だったので、クラウドエースに支援してもらいながら Google Cloud のモジュールなどを活用し、初期投資のコストも抑え、効率的にスピーディなシステム構築を実現する事ができました。

クラウドエースのサービスについて

春日様:
昨年初めて PBX のサービスに Google Cloud を導入しましたが、Google Cloud から提供される資料を読解し、手探りで必要な情報を集めて理解し、自社内で検証することになると時間を要することになり、さらに間違った認識から設計ミスのリスクもあります。しかし、クラウドエースの「クラウドドクター」により、専門家の視点からプロダクトの細部まで説明を受け、検証を行っていただいたおかげで工数を削減することができ、セキュリティ面などにおいても安心して活用をすることができるようになりました。

今回、プロジェクトの都合上工期は 3 ヶ月間あまりと大変タイトなスケジュールでしたが、Google Cloud を活用した開発経験が少ない中での、短期間での開発だったため、クラウドエースの支援は心強いものでした。
気軽に Slack などを利用して質問できる環境を提供してくださり、迅速かつ丁寧に回答頂けたり、必要に応じてオンラインミーティングで対応をして頂き、時間をかけずに課題解決に繋げることが出来ました。

今後の展開

春日様:
これまでデータの参照期間が 3 カ月だったものを 1 年まで伸ばすことができましたが、これ以上を求めている顧客がおります。
今後のサービスやソリューションの展開などを考えると現在オンプレミスとなっているデータベースを本格的にクラウド上で運用していくことを想定しているので、コスト面を抑えかつスピードアップした開発を実現することができるデータ基盤の構築を目指していきたいと思います。

弘瀬様:
今回のプロジェクトで得たナレッジを生かし、開発を工夫した結果、大幅にコストをかけることなく、お客様のニーズに応えることができました。 これからもシステムの改善に加え、適切な場所へ最新の Google Cloud のプロダクトを積極的に活用していくことで、サービスを進化させていきたいと思います。

今回ご利用いただいたサービス