スマートフォン向けゲーム専用分析ソリューション

株式会社スターガレージ

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株式会社スターガレージ様では、2015年3月にスマートフォン向けゲーム専用分析ソリューション G2Metrics (ジーツーメトリックス)を、Google Cloud 上で構築し、リリースされました。執行役員CMOの杉山拓也様に、サービスの内容や開発にあたっての経緯などについてお話を伺いました。

G2Metrics について教えて下さい

G2M画面G2M画面
G2M画面G2M画面

G2Metrics とは、スマートフォン向けゲーム専用分析ソリューションです。プレーヤの行動分析・ゲームバランスの調整・キャンペーン/プロモーションの効果改善・ゲームの収益アップなどを行うための、基本KPI・コホート分析・カスタムレポート・ゲーム用指標・リテンション・リアルタイム分析などの各種レポートを生成することができます。
ユーザーの離脱や課金者の傾向をリアルタイムに分析することで、アプリの課金までの 「勝ちパターン」 を構築し、収益最大化に関してのサポートができると考えております。
2015年3月に正式リリースされ、すでに、「ディフェンスウィッチーズ」・「ポップンキューブ」・「学習ゲーム「ビノバ」」などのゲームタイトルに導入されています。ゲームアプリを開発されている会社様であれば幅広くお使い頂けるサービスで、月間20,000MAU(Monthly Active Users)までは無料で使えるサービスですので、新しくゲームをリリースされる会社様、運用中の会社様も是非お試し下さい。

G2Metrics をリリースした背景について教えて下さい

例えば、App Storeの場合、すでに140万本以上のアプリが公開されていて、そのうち、ゲームやそのサブカテゴリにあるアプリ数は43万本あると言われていますが、80%のアプリがほとんど使われていない状態です。また、アプリ全体の中で収益をあげているのは、たった13%と言われています。
G2Metrics では、そんなゲーム開発者の苦労を、成果に変えるためのプラットフォームを作りたいと考えました。モバイルアプリ解析のジャンルで見ると、FlurryやUPSIGHTなど、すでに幾つかメジャーなサービスがありますが、どれもモバイルアプリ向けの汎用サービスなので、できることが多い反面、導入したけども使いこなせない、せっかく集めたデータを有効に活用しきれない、という課題がありました。
その点、G2Metrics では、ゲームに特化したリアルタイム分析に焦点をあてていますので、DAU(Daily Active Users)や売上・インストール数などの基本的なKPIはもちろん、課金/非課金ユーザー・友達数が一定以上のユーザー・特定アイテム所持ユーザーなどのコホート分析や、各種ゲーム用指標でのカスタムレポート、ブースト時・短時間のキャンペーン時のユーザー動向のリアルタイム分析などが簡単に行えるようになっています。

G2Metrics を支える Google Cloud

G2Metrics では、Google Cloud をどのように活用していますか?

Google Cloud のサービスでは、Google Compute Engine (以下、GCE)、BigQuery 、Cloud DNS を利用しています。また、GCE では、ロードバランサーとLocalSSDも使っています。当初、Cloud Storage の利用も検討していましたが、ストレージ料金に大差がないので、最終的にはBigQuery にそのままデータを格納する構成にしています。

 

Google Cloud をお選び頂いた理由を教えて下さい。

BigQueryに大きな可能性を感じたのが、G2Metrics のインフラに Google Cloud を選択した大きな理由です。
G2Metrics はリアルタイム分析を特徴としているので、当初はアプライアンス製品を前提として分析基盤の選定を進めていましたが、当然クラウドの活用も選択肢にはあがっていました。 AWS の Redshift なども調査を進めていたところ、BigQuery も選択肢にあがり、機能やコストの比較を行うなかで、やりたいことができる、という期待感が高まってきました。最終的には、 Google Cloud のセミナーに参加したり、Google が提供するハンズオンで実際に触って、これは行けると確信して、G2Metrics を全て Google Cloud で開発することに決めました。

Google Cloud を実際に使ってみた感想はいかがでしょうか?

良い点は、インスタンスの起動がとにかく早いところです。リリース当初は GCE を13台ほど利用していますが、今後も負荷状況をみながら最適な台数で運用をする予定です。また、ロードバランサーもプレウォーミングなしで使える点は、とても評価しています。早くロードバランサーが悲鳴をあげるほどの利用者数を持つサービスに育てたいですね。
利用前はAWSに比べてユーザーインターフェイスが弱い印象がありましたが、本当に毎日のように進化していますし、元々コマンドラインを叩いていた人間からすると、ほぼ抵抗感なく使えると思います。
逆に、悪い点としては、BigQuery でクエリを実行すると、たまに原因不明のエラーが返ってくることがあります。ここは、Google の今後の対応に期待したいところですが、現行のBigQuery を利用するメリットに比べれば、目をつぶれる範囲です。これは要望にはなりますが、リアルタイム性を重視しているため、結構な頻度でBigQuery にクエリを投げていてリクエスト数の上限に引っかかってしまっているので、この辺りは、柔軟に対応して頂けると嬉しいですね。今後は、Dataflow などの新しいサービスにも期待しています。
また、Google らしいところでもありますが、先にあげたユーザーインターフェイスを含めて、日々新しい機能がリリースされているので、この辺りはもう少しロードマップを事前に教えてもらえると嬉しいですね。

Cloud Ace を上手に活用して G2Metrics をスムーズにリリース

クラウドエースのサービスはいかがでしたか?

オプションサービスの支払代行インシデント単位の技術サポートを利用しました。支払代行は経理周りなどの手続きに時間が掛らず、日本円での支払でしたので、事務的には全く問題なく Google Cloud を導入できました。
また、リリースまでの期間が比較的短かったので、ちょっとした技術的な課題にクイックなレスポンスで回答をくれる技術サポートは助かりました。部下からの技術的な質問もこちらで解決できたので、本来取り組むべき課題に私の時間を確保できるという点でも利用して良かったです。

最後に一言

今後の展開をお教えください

BigQuery を活用したリアルタイム分析を武器にして、ゲーム開発会社の収益化を支える、日本最大のゲーム分析プラットフォームを目指します。これからスマートフォン向けゲームアプリをリリースされる会社様は、ぜひ G2Metrics を効果的なゲーム開発/運営にお役立てください!