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今だから「Chromebook」をおすすめしていきたい7つのワケ
こんにちは、クラウドエース編集部です。
「さぁ、Chromebook」
そんなワードと共に、アップデートで待たされる、ウイルス感染や再起動を促すダイアログを表示するなど、PCを使っていて感じる様々なイライラをフィーチャーしたTVCMを最近よく見かけます。
「Chromebook」の名前位は聞いたことがあっても、見たり触ったりしたことがない、という方がほとんどなのではないでしょうか。CMでは、Chromebookは軽快に動いてイライラから開放されるPC、と謳っていますが、実際はどうなのでしょうか。近年シェアを伸ばしつつある「Chromebook」、その特徴とメリットについてご紹介したいと思います。
Chromebook とは
Chromebookとは、Google が開発したOS「Chrome OS」を搭載するPCです。これまでのPCでは、作業をするためのアプリケーションが必要で、まずPCにアプリケーションをインストールして使うのが当たり前でした。しかし Chromebook は、Chromeブラウザ内でほぼ全ての作業を行う設計になっています。ブラウザだけで大丈夫なの?と思われるかも知れませんが、最近ではメールをはじめ、表計算や文書の作成、画像の編集など、様々なアプリがブラウザ上でも動作していますので、よほど特殊な用途でなければ、全く問題はありません。ただ、PC自体がそれほどハイスペックな機種はありませんので、3Dグラフィックスを扱ったり、長時間・高解像度な動画の編集などには向きません。
Chromebook のメリット
- 1.価格が安い
まず挙げられるのが価格の安さでしょう。通常、複雑な処理をPCで行おうとした場合、高い処理速度を持つCPUや、大容量のメインメモリが求められます。しかし、Chromebookの場合、基本的にはブラウザを動かすだけですので、ブラウザが問題なく動く環境さえ整っていれば、十分に利用することができます。そのため、スペックは控えめになっており、端末価格も抑えられており、2万円台後半〜7万円程度で購入が可能です。
- 2.起動/終了が速い
初めてChromebookを使う時に驚くのはこの点かも知れません。Chromebookは基本的にChromeが起動するだけですので、電源ボタンを押してから、使えるようになるまでがとても速いです。概ね10秒程度あれば使いはじめられます。また、これまでのPCではありがちだった、長く使っているうちにどんどん遅くなっていく、といったこともありません。
- 3.バッテリが長持ち
前述の通り、Chromebookは構成がシンプルで、PCに負荷のかかる処理はほとんど行いません。そのため、バッテリの持ちが他のOS搭載のPCとは段違いです。動画を長時間見るなど、電力消費が大きい処理をしなければ、アダプタなしでも1日位は仕事ができます。端末や使用状況にもよりますが、最大駆動時間12時間という機種もあります。少々の残業も余裕でこなせます。
- 4.Googleアプリ( Google Workspace )との親和性が高い
Chrome OS は Google 製ですので、フリーのGmailや、 Google Workspace (旧 G Suite ) を利用することが前提となります。スマートフォンなどで既にご利用の方も多いでしょう。これらGoogleのサービスは、メールはGmail、オフィス系アプリはGoogle ドキュメント、スプレッドシート、Google スライドなど、一般的なビジネス用途の機能は網羅しています。既に Google Workspace を利用しているのであれば、ログインするだけで、自身のメールやデータにアクセスが可能です。
- 5.紛失時の影響が小さい/買い替え時の環境移行が楽
ノートPCやスマートフォンを業務で持ち歩くことは珍しくありませんが、何より気をつけなければならないのが紛失時の対策です。PC内に保存されたデータがなくなることも問題ですが、情報漏洩を起こしてしまっては、企業の信用を失うことになりかねません。しかし、Chromebookは基本的にデータは全てクラウド。端末が変わっても自身のアカウントでログインをすれば、いつものデータにアクセスが可能です。今後、テレワークが拡大していけば、ハードウェアを持ち運びするユーザーは増えていくでしょう。なくさないための対策も大切ですが、紛失・破損時にも大きな問題とならない対策はより大切だと言えます。また、故障などで端末を交換しなければならない場合にも、面倒なキッティング作業は不要です。別の端末を用意すれば、すぐに仕事が続けられます。
- 6.セキュリティ対策不要
Chromebookには、標準で以下のようなセキュリティ対策が施されています。逆に、一般的なセキュリティソフトなどはインストールできません。
・OS自動更新
ChromebookはOSの更新が自動で行われます。更新は通常作業の裏で行われていますから、任意のタイミングで再起動すればOK。待ち時間はほとんどありません。
・データの暗号化
前述の通り、Chromebookは基本的に内部にデータを持ちません。ただ、キャッシュやCookieは端末内に保存します。しかし、ChromebookにはGoogleのセキュリティチップが搭載されており、データは全て暗号化されており、取り出すことはできません。
・サンドボックス化
Chromebook で動作するChromeブラウザは、タブごとにサンドボックス化されており、他のタブに影響を及ぼしません。不意に悪意あるサイトやウイルスが仕込まれたサイトにアクセスしても、他のタブやアプリには影響はありません。
これにより、Chromebookは常に最新の状態で利用でき、セキュリティソフトの契約や定義ファイルの更新といった手間からも開放してくれます。
- 7.テレワークが始めやすい
これまでご紹介してきた内容をまとめてみるとどうでしょう。動作は軽快、インターネットに接続できればどこからでもデータにアクセスできる。セキュリティ面もPCにまかせておけて、万が一の紛失時にも情報漏洩リスクはとても小さい。これ、テレワークに向いている、と思いませんか。最近は新型コロナウイルスの影響で、さらにテレワーク環境構築の重要性は高まっています。既に Google Workspace をご利用なのであれば、Chromebookを何台か準備して、実験的にでもテレワークをはじめてみる、というのも手かも知れません。「会社でなければ仕事ができない」と思っていても、案外そうでもないかもしれません。
まとめ
同じ価格帯だと、他のOSを搭載したPCは、いわゆる「ローエンドモデル」しか購入できません。しかし、Chromebookではミドルレンジ相当のPCと同じような使用感で快適に使うことができます。このコストパフォーマンスの高さとセキュリティ面でも安心な所がChromebookの魅力と言えるでしょう。
弊社では、入社時にChromebookが1台支給されます。メールでのお客様とのやり取りやプレゼン資料の作成、ビデオ会議、各種手続きなど、ビジネスにおける様々な作業をこれ1台で行っています。また、弊社では従来より、日常的にテレワークを行う文化がありますが、昨今のコロナウイルス騒動下においても、業務は滞りなく遂行できています。これも、Chromebookと Google Workspace によるところが大きいです。
Google Workspace とテレワークの親和性の高さは以下の記事をご参照ください。
新型コロナで導入が進むテレワーク! Google Workspace の力を改めて実感
安価で使いやすいPCを導入したい、情報システム部門の工数を削減したい、これを機にテレワーク環境を構築したい、といった企業様は、ぜひChromebookを検討してみてはいかがでしょうか。実際に触ってみると、その良さがご理解いただけることと思います。また弊社でテレワークを導入した際のナレッジをまとめたe-Bookも期間限定で無料ダウンロードできますので是非ご活用いただけれ幸いです。
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