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【2022年】Google Cloud (GCP) の利用料金を教えてください

こんにちは。クラウドエース編集部です。

数あるクラウドサービスの中でも、Google のあらゆるサービスで使われている強力なインフラを利用できることで人気の Google Cloud (旧 GCP )。高い支持を得ている理由は、安定したインフラだけでなく、低いコストで運用できることにもあります。

今回は、Google Cloudの料金体系について詳しく解説していきます。記事の後半では、よりコストを抑えて Google Cloudを利用する方法についても紹介しているので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

また、Google Cloud のサービスについて詳しく知りたい、AWS や Azure との違いを知りたいという方のために GCP・AWS・Azure 3大クラウドサービス比較表 をご用意しておりますので、ぜひ本記事と合わせてお読みいただければと思います。

Google Cloud (GCP)とは

Google Cloud ( 旧 GCP )とは、Google により提供されるクラウドサービスです。同様のサービスとしては、Amazon の「 AWS(Amazon Web Services)」や Microsoft の「Azure」が挙げられます。

Google Cloud の特徴は、Google 検索や Google Map、YouTube などの十億人以上が利用するサービスと同じインフラを手軽に利用できることや、ビッグデータの分析や処理、機械学習などに関するサービスが充実していることです。

また、この後詳しく紹介しますが、従量課金のシンプルでわかりやすい料金体系や、特定の機能を一定量まで無料で使えるサービスの存在も魅力のひとつと言えるでしょう。

Google Cloud (GCP)の料金体系

Google Cloud の料金は、利用したプロダクト・機能と、利用量に応じて決定される仕組みになっています。

ここからは、より具体的な Google Cloud の料金体系について見てみましょう。

初期費用は一切不要!

まずは初期費用についてです。Google Cloud では、利用を開始するにあたって、登録料などの初期費用はかかりません。

初期費用がかからないというのは、サーバー環境を自社で構築するオンプレミスと比較した場合の大きなメリットとなります。オンプレミスの場合は、機器やネットワークを用意するのに大きなコストがかかります。また、システム構築のための人件費も膨らむでしょう。

一方で Google Cloud では、インターネット上で情報を入力するだけで、簡単に無料で利用開始できます。手軽かつ初期費用0円で導入できることは、クラウドサービスならではと言えるでしょう。

月額料金もナシ!使った分だけ課金される従量課金制!

続いて、月額料金についてです。Google Cloud では、利用した分だけ料金が請求される従量課金制が取られています。使っても、使わなくても支払いが必要な月額料金制とは異なり、無駄な出費を防ぐことができます。

また、Google Cloud には「予算アラート」という機能も用意されています。これは、事前に Google Cloud の使用予算を指定しておくことで、 利用料金が予算を超えた場合にアラートで通知されるサービスです。

使用量に応じて金額が請求される従量課金制のサービスには、思わぬ高額請求のリスクもあります。予算アラートを利用することで、小まめに管理画面で金額を確認する必要なく、使い過ぎを防ぐことができます。

そのほか、Google Cloud には現在のコスト傾向や予測を把握できたり、ビジネスに合った最適なコストを提示してくれるコスト管理ツールなども用意されています。また、課金や支払いについて相談できる、年中無休・24時間体制のサポートも無料で付随しているため、安心して導入できるでしょう。

Google Cloud は、コスト管理にかける時間の削減と、支出の最適化の両立ができる仕組みが整っているサービスと言えます。

解約金ももちろんナシ!

次に、解約金についてです。Google Cloud では、登録料が無料であるだけでなく、サービスの解約金も不要です。

利用を中止したい場合は、利用中の機能で「サービスの無効」を選択するだけで、解約が完了します。もちろん、その時点で課金も停止されるため、コストが無駄になることもありません。

利用期間を問わずにいつでも簡単に解約できるため、利用開始のハードルも低いでしょう。

支払い方法

最後に、支払い方法について見てみましょう。

Google Cloud では、ドル建てのクレジットカード払いが基本になります。支払いは、毎月末締めの翌月払いとなります。

しかし、企業によってはクレジットカードでの支払いが難しい場合もあるかもしれません。円建てでの請求書が必要な場合もありますよね。そんな場合には、Google のパートナー企業を経由し Google Cloud に申し込むという方法が選択できます。

「パートナー企業」とは、Google から認定を受けた豊富な経験・知識・スキルを持ったクラウド事業者のことです。各クラウド事業者は、パートナー企業と認められることで、初めてGoogle のプロダクトの提供が可能となる仕組みです。

請求代行を行っているパートナー企業から Google Cloud を契約することで、日本円での請求書でのお支払いなどが可能となります。同時に、クレジットカードでの海外への送金が不安といった悩みも解決できるでしょう。

Google Cloud (GCP)の料金計算ツールで予算を具体化

ここまで、Google Cloud の各項目における料金体系について紹介してきました。しかし、「実際に自社に導入すると、どれくらいのコストになるんだろう?」と疑問に思う人もいるでしょう。

自社導入時の具体的なコスト感を知りたい場合には、計算ツール「Google Cloud Pricing Calculator」が便利です。

これは Google Cloud の各機能ごとの利用料金を具体的にシミュレーションできるツールで、利用したい機能、インスタンス数、リージョン、マシンタイプ、使用容量など必要事項を入力することで、1ヶ月あたりの概算を教えてくれます。

利用したい機能における概算を算出し、それを合計した金額が、Google Cloud 導入にかかるおおよそのコストと考えることができます。

コストを抑えて Google Cloud (GCP)を運用するためのポイント

ここまで、Google Cloud の基本的な料金体系について紹介してきました。

契約料も解約料も不要、従量課金制でコストを抑えて導入できる Google Cloud ですが、さらにお得に利用するために知っておくべきポイントがいくつかあります。利用開始前に、ぜひチェックしてみてください。

300ドルの無料クレジットの利用

1つ目のポイントは、無料クレジットの存在です。Google Cloud には、初めてサービスを利用する人を対象に、90日間利用できる300ドル分の無料クレジットが用意されています。

Google Cloud に興味があるけれど、実際に触ってから導入を決めたい」という場合には、まずはこのクレジットを利用してみると良いでしょう。90日が経過した後、もしくは300ドルを使い切った後には通知が届き、その後支払いを有効にしない限りは料金の請求はされません。自動で課金に切り替わることがないため、安心して利用開始できます。

無料枠の活用

2つ目のポイントは、無料枠を活用することです。Google Cloud には、300ドルの無料クレジットのほかに「Always Free」という、特定機能を一定量まで無料で利用できるサービスが用意されています。

これは無料クレジットとは異なり、初めて利用するユーザーに限らず全ての人が利用できるサービスです。Google Cloud で提供される20 以上のプロダクトを、毎月一定使用量まで無料で使うことができます。

利用リソースが少ない場合には、無料枠を活用することでコストをかけずに運用することも可能でしょう。

パートナー企業で利用料割引をゲット

3つ目のポイントは、パートナー企業を経由して契約することです。先述の通り、パートナー企業とは Google から認定を受けたクラウド事業者のことです。

パートナー企業を経由して申し込むメリットは、支払い代行をしてもらえることだけではありません。各パートナー企業では、それぞれ独自の割引サービスを展開していることがあり、契約先によっては Google Cloud の利用料金を数%の割引料金で使うことも可能です。

利用料金に対して一定率が割引される場合、利用額が大きくなると、割引額も大きくなります。そのため、本格的な Google Cloud の導入を考えている場合には、割引サービスを実施している企業からの契約がおすすめできます。

必要な機能を明確化する

4つ目のポイントは、自社に必要な機能・要件を事前に明確にしておくことです。

Google Cloud 導入前には、Google Cloud のどの機能をどのように利用することで、自社の抱えている課題を解決できるのかをはっきりさせておきましょう。

Google Cloud は非常に幅広い機能を提供してくれるサービスであるため、利用目的を具体化しておかなければ、何をどのように使えばいいのかと困惑してしまったり、不要な機能を利用してコストを無駄にしてしまったりするリスクがあります。

効率的な運用のためには、導入前に Google Cloud の利用目的を明確にしておきましょう。

まとめ

本記事では、Google Cloud の料金体系について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
導入コスト不要で従量課金、無料利用枠や初回の無料クレジットなど、他のクラウドサービスと比べても導入の際のハードルが低いサービスであると思います。

また、記事の中で、Google Cloud のパートナー企業経由で利用することについて強調させていただきましたが、法人の場合は Google 自体もパートナー企業経由での Google Cloud 利用を推奨しています。

弊社クラウドエースでも、円建てでの請求書払いはもちろんのこと、 Google Cloud の利用料3%割引、初回無料クレジット$300→$500増額(審査あり)、付帯サポート無料プランなど、様々な特典をご用意しております。

Google Cloudの導入をご検討の企業様はぜひクラウドエースまでご相談・お問い合わせいただけますと幸いです。

お問い合わせ窓口

クラウドエースって何?っていう方に向けてここから少しだけ弊社の紹介をさせていただきますので、もしご興味がある方はあと30秒ほどお付き合いください。

クラウドエースとは

弊社クラウドエースは2016年に吉積情報株式会社より Google Cloud 事業の部門を分社化して誕生した会社です。

Google Cloud が日本でサービスを開始した黎明期から Google と強固にパートナーシップを組み、Google Cloud に特化し、事業を行って参りました。

創業時から現在に至るまで、1,000社を超える企業様への Google Cloud の導入や開発に携わらせていただきましたが、技術力とナレッジにおいては国内ではナンバーワンを自負しております。

まだまだ社員400名弱のベンチャーですが、機動力と豊富な実績を武器に、そして”正直力”をモットーに、お客様のビジネスの価値創造に寄与していきますので何卒よろしくお願いいたします。

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