SaaSは「Software as a Service」の略で、読み方は「サース」または「サーズ」です。
今まではパッケージとして提供・販売されていたソフトウェアを、インターケット経由で利用できるようにしたサービスのことです。
サービスを利用する場合は、パッケージの購入やインストールの必要はありません。
多くの人に馴染みのあるサービスはGoogleが提供する各種サービスで、GmailやGoogleドキュメントやSalesforceなどがSaaSです。
PaaS
PaaSは「Platform as a Service」の略で、読み方は「パース」です。
あらかじめ用意されているサーバーの中に、各種アプリケーションやソフトウェアが稼働する環境(言語・ランタイム・データベース等)を提供しているサービスです。
また、データ分析や人工知能などの機能を簡単にアプリケーションに組み込むことが可能です。
代表的なサービスはGoogle App EngineやMicrosoft Azureが挙げられます。
IaaS
IaaSとは「Infranstructure as a Service」の略で、読み方は「イアース」もしくは「アース」です。
OSやサーバーや各種ストレージ、ネットワーク機器などのインフラ設備をインターネット経由で利用するサービスです。
カスタマイズ性に優れており、ユーザーは比較的自由に開発を行うことが可能です。
しかし、運用自体は自社で行う必要があるため、IaaSを利用する際には専門の知識を持つエンジニアがいることが前提となるでしょう。
Google Compute EngineやAmazon Elestic Compute Cloud(EC2)が代表的なサービスに挙げられます。
Y 物産様 によるクラウド VPN を導入したワークトランスフォーメーション
クラウドVPNを導入することにより、営業職が外出先からも社内システムにアクセスすることが可能な環境を構築。
これまでは営業職が帰社しないとせっかくの受注業務を行うことができず、多様化する顧客のニーズに速やかに対応することが難しかったが、VPN導入により対応可能となりました。
さらにテレワークを推進して、週3日の在宅勤務を実現するなど、近年多くの企業に求められている多様な働き方に柔軟に対応できる体制を整えられました。
これにより、育児や介護など、社員一人ひとりの事情を考慮し、状況に応じて在宅勤務を許可することが可能になりました。
活用事例 2
K 都市銀行様による クラウドを利用したペーパーレスなデータ管理
以前はATM取引データを紙ベースで管理しており、紛失や誤破棄のリスクがついて回っていました。
また、有事の際の操作履歴を追う場合についても、大きな調査負担が必要でした。
現在は、各種ジャーナルデータをクラウドサーバにて集中管理し、セキュリティ管理の面でもデータの調査等の面でも業務効率が向上しました。
また、クラウドサーバーを採用することにより、初期投資費用を大幅に抑えることに成功し、データ容量に応じた最適なコストでの運用が可能になりました。
活用事例 3
R 病院様におけるクラウド型電子カルテ導入
カルテをクラウド型電子カルテシステムに変更し、医師の業務の引き継ぎや病院スタッフの情報共有の強化および効率化を実現しました。
また、以前より万が一の災害の際にも耐えうるシステムの構築を望んでおり、今回のクラウド型電子カルテシステムの情報は、サービス提供元のデータセンターに保管されるので、有事の際にも安心です。
さらに、離島の病院のため、迅速なシステムメンテナンスの対応が課題であるが、クラウドシステムのため、遠隔操作にて迅速なメンテナンスが可能で、定期的な訪問やテレビ会議にも対応しています。