• クラウド導入お役立ち記事
7分で読める

【Azure vs AWS vs Google Cloud(GCP) 】それぞれの特徴からベストなサービスを選ぼう!

こんにちは。
クラウドエース編集部です。

本記事では、以下 3 つのクラウド サービスについて、それぞれの特徴に触れながら、長短を比較していきます。

・Azure(Microsoft Azure)
・AWS(Amazon Web Services)
・GCP(Google Cloud™️)

どのサービスを選ぶか迷っているクラウド サービス選定の担当者は、ぜひ本記事を参考にクラウド サービスの導入を検討してください。

下記の資料では各クラウドサービスのプロダクトや値段の比較しています。
本記事より詳しいプロダクト毎の違いをわかりやすく解説しているので、特定の機能や値段の違いが気になる方にはおすすめです。
すでに1万人以上に読まれている人気資料となっておりますので、貴社内での共有資料や、検討材料としてぜひご活用ください!

AWS・GCP・Azure 3大クラウドサービス 比較表

Azure/AWS/GCP(Google Cloud)はどのように異なる?

3 大クラウド サービスである Azure、AWS、GCP(Google Cloud) のそれぞれの概要を、以下の表にまとめましたのでご覧ください。

Azure AWS GCP(Google Cloud)
概要 Microsoft が提供するクラウドサービスの総称。
Windows をベースに構築。
Amazon が提供しているクラウドサービスの総称。
最も実績が長くシェアトップ。
Google がクラウド上で提供するサービス群の総称。
Google 社内・提供サービスと同等のインフラ・技術を利用。
提供元 Microsoft Amazon Google
強み ・Microsoft 系サービス・テクノロジーとの親和性が高い
・IaaS とPaaS を統合してサービスを提供
・サービスの種類が豊富でさまざまな用途に活用可能
・実績豊富で多様性・信頼性に強み
・Google 製サービスとの親和性が高い
・グローバル展開がしやすい
・データ分析・AI 開発に向いている
・データ分析や効率的な運用が可能
料金 ・従量課金制
・ライセンス購入などのリセラー経由の料金体系を用意
・従量課金制
・継続的な値下げを実施
・従量課金制
・特定ベンダー経由で 3%OFF

 

Azure の特徴を解説

まず、Azure(Microsoft Azure)の特徴について解説します。
Azure をご検討中の担当者は、ぜひ参考にしてください。

Windows をベースにして構築したクラウド

Azure は普段使われている方も多く馴染みのある、Windows OS をベースにして構築されているクラウド サービスです。
主要なクラウド サービスの中でも Azure は Windows ベースであることから、Windows 製品との親和性が高いことが特徴です。

そのため Windows Server などからの移管先に向いており、有力な候補の 1 つであることは間違いありません。

Microsoft 系テクノロジーとの親和性が高い

Azure の特徴はなんといっても、Microsoft 系テクノロジーとの親和性が高いことにあります。
One Drive や Microsoft 365 など、Microsoft 系テクノロジーと容易にデータ統合し、簡単に連携ができるのです。

そのため、システムの導入や移行にかかる作業がスムーズになり、導入・移行にかかるコストが低いことも特徴になります。

IaaS と PaaS を統合してサービスを提供

Azure は、サーバーやストレージ、ネットワーク、CPU などインフラの機能を持つ IaaS(Infrastructure as a Service)と、アプリケーションを開発・実行するためのプラットフォームである PaaS(Platform as a Service)を統合して提供しているサービスです。

そのため、コンピューティングやデータ保管、アプリケーションなどのさまざまなサービスを、インターネット経由で利用できます。

AWS の特徴を解説

次に、AWS(Amazon Web Services)について解説します。

サービスの種類が豊富でさまざまな用途に活用できる

AWS の特徴は、Web 開発やアプリケーション開発、ゲーム開発、ブロック チェーンなどに関する豊富なサービスを提供していることにあります。

さまざまな利用目的に活用できるため、使い勝手の良いクラウド サービスです。

利用料金が継続に下がっていて使いやすい

AWS は提供しているサービスの豊富さ以外にも、利用料金の継続的な値下げが実施されていることも大きな特徴だといえます。
実際にサービス開始から2021年3月時点で 85 回以上の値下げが実施されており、今後も継続的な値下げが実施されることを期待できるのです。

AWS のように、利用中に利用料金が下がっていくクラウド サービスは珍しく、コスト面に不安を抱える企業にとっては魅力的なクラウド サービスといえます。

GCP(Google Cloud) の特徴を解説

ここでは GCP(Google Cloud) について解説します。
GCP も、AWS や Azure に劣らない魅力があるサービスです。

Google 製サービスとの親和性が高い

GCP(Google Cloud)の特徴は、Google 製のサービスと親和性が高いことにあります。
Google は Gmail™ や Google Maps™ など広く普及しているサービスを提供しており、多くの方は何かしらのサービスを利用したことがあるはずです。
GCP はこれらの慣れ親しんでいるサービスとの連携も容易で、高い利便性があります。

グローバル展開に強い

GCP(Google Cloud) は、グローバル ネットワークの性能が圧倒的に高いことも特徴の 1 つです。
グローバル IP アドレスでマルチ拠点からアクセスできるというのも GCP(Google Cloud) の強みだといえます。

また GCP(Google Cloud) は、SDN(Software Defined Network)を使用して高速エッジ キャッシングを使用しているので、最もユーザーに提供しやすい場所にデータを自動配信することを可能としています。

データ分析/AI 開発に向いている

GCP(Google Cloud) は、データ分析や AI(人工知能)開発などの先端技術を活用したい場合に向いているクラウド サービスです。
Google が提供する各サービスの中で培った技術や知識を活かして GCP(Google Cloud)を提供しているため、Azure や AWS など他のクラウド サービスと比較してもデータ分析や AI 開発の基盤に大きな強みがあります。

【Azure/AWS/GCP(Google Cloud)】どのクラウドサービスを選べば良い?


次に、Azure、AWS、GCP(Google Cloud) の中で、どのクラウド サービスを選択すれば良いのかについて解説します。
クラウド サービス選定の担当者は、ぜひ参考にしてください。

Azure が向いているユーザー

まず Azure に向いているのは、Windows Server の環境をクラウドに移行したいユーザーや、Microsoft 製のサービスをメインに利用しているユーザーでしょう。

また Azure を利用するメリットは上記でも解説した通り、Windows 製品との親和性の高さにあります。
そのため Microsoft 製のサービスはもちろん、Windows 関連製品を多く利用しているユーザーは、Azure を検討してみてください。

AWS が向いているユーザー

次に、AWS については、豊富な機能を必要としている場合に向いています。
AWS は 100 個を超えるメニューの中から必要な機能を選択できるので、目的に応じて最適な組み合わせを利用できるのです。

また、先述の通り、AWS はコスト パフォーマンスが良いというメリットもあります。
そのため豊富で高機能な機能を利用したいケースはもちろん、コストを削減したいユーザーにも AWS は適しているでしょう。

GCP(Google Cloud)が向いているユーザー

最後に、GCP(Google Cloud) は、データ分析や AI 開発を重視するユーザーや、Google 製のサービスを多く活用したい場合にはおすすめです。

GCP(Google Cloud) を利用すると、普段から慣れ親しんでいるサービスを活用・連携しやすいというメリットがあります。
導入する際に心理的な障壁が少なく、トレーニング環境も整備されていることから、初心者など扱いやすさを求めているユーザーにも GCP(Google Cloud)は向いているのです。

用途によってはマルチクラウドという選択肢もあり

ここまで、3 大クラウド サービスの Azure、AWS、GCP(Google Cloud)の選び方を解説してきました。
実はそれ以外にも、利用目的に応じてマルチクラウドの環境を構築し、連携して利用する選択肢があります。

多くのクラウド サービスは、インターネットを経由してそれぞれの機能を連携させることができる API(Application Programming Interface)を公開しています。
Azure、AWS、GCP(Google Cloud)も API を公開しているので、利用目的に応じたマルチクラウド環境を構築し、連携して利用することが可能です。

いずれか 1 つのサービスを選ぶだけでなく、利用目的に応じた最適な組み合わせができるマルチクラウドを検討してみることもおすすめします。

クラウド導入で迷ったら専門家に相談しよう


クラウド サービスの選定について解説してきましたが、選定する際には専門的な知識が必要になります。
そのためクラウド サービスの導入に迷ったら、専門家に相談することがおすすめです。

導入から運用までのトータルサポートを受けられる

クラウドエースは、導入から運用までトータル サポートを実施していますので、クラウド サービスを初めて利用する方でも、安心して導入できます。

セミナーなどの技術支援を行っている

クラウドエースでは、今までに培った豊富な実績や専門的な知識を元に、クラウド サービスに関するセミナーや技術支援も実施しています。
そのためクラウド サービスに関する技術や知識を学びたいユーザーにもおすすめです。

実績が豊富で安心できる

実績が豊富なクラウドエースにご相談いただければ、お客様の状況に応じて適切なアドバイスをいたします。
専門性の高い分野だからこそ、クラウド サービスの導入には実績が豊富な専門家を活用してください。

それぞれのサービスを比較・検討してニーズに合ったものを選ぼう!

本記事では、3 大クラウド サービスである Azure、AWS、GCP(Google Cloud) について解説しました。
それぞれの特徴から、利用目的に応じて最適なクラウド サービスを選定してください。

記事冒頭でもご紹介した、《無料》AWS・GCP・Azure -3大クラウド比較表ではプロダクトごとの比較を掲載しているので、細かい違いが気になる方はこちらも合わせてぜひご覧ください。

※ Google Cloud、GCP、Gmail、および、Google Maps は Google LLC の商標です。

 

この記事を共有する

合わせて読みたい