2020 年の Google Cloud 事例を振り返る〜アプリケーション開発〜

こんにちは。クラウドエースの橋本です。

早いもので、2020 年もいよいよラストスパートですね。
今回は年末スペシャル企画ということで、2020 年に公開された Google Cloud の事例〜アプリケーション開発編〜をまとめてみました！
Google Cloud の1年をさくっと復習できる内容となっていますので、是非御覧ください。

株式会社スクウェア・エニックス／株式会社コロプラの導入事例：『ドラゴンクエストウォーク』に Cloud Spanner、GKE 活用
位置情報を活用したいわゆる「位置ゲー」では、 Cloud Spanner と GKE が大活躍！
予想を上回る大規模アクセスでも落ちない耐久性と、柔軟なスケーラビリティによって大型タイトルの稼働を支えています。
株式会社ユーザベース： Anthos GKE On-Prem で人気サービス『SPEEDA』をハイブリッドクラウド化。開発・運用効率を大幅向上
ハイブリッドクラウド環境でマイクロサービスアーキテクチャへと進化を遂げた『SPEEDA』ではオンプレミス運用のノウハウを活かしつつ、 Anthos GKE On-Prem でシンプルな構成管理に。
株式会社アクアプラス / 株式会社トーセ： 600 万 DL に向けてスケールし続ける人気ゲームタイトルを Google Cloud で安定稼働
600 万ダウンロードに及ぶ大規模トラフィックも、GKE のオートスケール機能で安定性は抜群。
大幅なコスト削減に加え、サーバ管理の柔軟さで開発効率の向上を実現しました。
株式会社ミクシィ：スポーツベッティングサービス『TIPSTAR』を Google Cloud 上に構築、プレミアムサポート導入で開発を加速
リアルタイム性が求められる本サービスで、大きな要となった Cloud Spanner。
メンテナンス時のダウンタイムを避けられること、そしてスケールの容易さから、今後のサービス拡大における運用コストの低減が期待されています。
株式会社NTTドコモ： GCP で IT 基盤を一新。1 億件／日のデータ更新が必要となる『パーソナルデータダッシュボード』の開発に成功
新機能『パーソナルデータダッシュボード』では、1 億件/日のデータの全件更新を Cloud Firestore で行っています。
アジャイル開発へシフトし、ビジネス環境の変化にスピード感を持って対応できる体制へ。
株式会社10ANTZ： Google Cloud のマネージドサービスで、開発者がコンテンツに集中できる開発環境を実現
対面式イベントをオンラインで楽しめるアプリのバックエンドAPIサーバには GKE を採用。
ユーザー情報やイベント情報は Cloud SQL や memorystore、リアルタイム性が必要な部分は Firestore といったマネージドサービスを使用し、インフラコスト管理を削減しています。
株式会社 unerry： Beacon Bank に Google Kubernetes Engine を採用、急なアクセス数増加にも柔軟に拡張
アクセス急増の予測に伴い、純国産クラウドサービスから Google Cloud への移行を決意しました。
当初は App Engine を利用していましたが、フルマネージドの GKE によりスケールしやすい仕組みを再構築。
株式会社ディー・エヌ・エー：世界的大型タイトルを Compute Engine で運用。従来環境からのスムーズな移行と安定性を両立
キーワードは「世界的大規模タイトルの安定運用」と「全社的なマルチクラウド化推進」。
大規模トラフィックを捌くノウハウを活かすべく、あえてマネージドではなく Compute Engine を中心に運用しています。

いかがでしたでしょうか？
今回はアプリケーション開発の事例をまとめましたが、中でもゲーム業界における Cloud Spanner と GKE の活躍が目立ちますね！
この大規模アクセスへの耐久性とスケールの柔軟性といった特徴から、オンライン金融システムでもこの組み合わせが注目されています。
マイクロサービスアーキテクチャが進む中、やはり Kubernetes をフルマネージドで使える GKE には期待が集まりますね。
2021 年も Google Cloud のさらなる躍進に目が離せません！

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