ファイブスターズゲーム株式会社
ゲーム基盤を支える Google Cloud
ファイブスターズゲーム株式会社様はオンラインゲーム・アプリケーションの企画、開発、運用をしており、協業開発から受託開発、運営委託等、幅広い開発業務を手掛けています。開発会社では珍しい、ネイティブとブラウザ双方の企画開発もされています。2016年2月にスマートフォン向けゲームアプリ「Lost Nia」をリリースされました。今回、オンラインゲーム事業部チーフエンジニアの田宮様に構築方法や、リリースを Google Cloud 上で行った経緯や Google Cloud を使って良かった点などについてお話を伺いました。
Google Cloud を導入した理由を教えてください
「Lost Nia」はもともと研究開発で開発していました。
そのなかで効率良く開発を進めるにはどうしたら良いか、AWS以外のパブリッククラウドも検討をはじめました。
検討した結果、以下の点で Google Cloud がゲーム業界に向いていると判断しました。
・ロックインが無く、1分単位の従量課金で、他より安い。
ゲーム業界はいつヒットするかわからない業界なので、リソースを予測するのが大変難しい。
Google Cloud では、リソースを確保する必要が無いため、非常に楽に計画をたてることが出来ました。
AWSの様な長期契約をしないと割引が適用されないサービスだと、どうしてもコスト面で厳しくなります。
・Big Query などの、Googleならではのテクノロジーも活用することが出来る。
Big Queryについては、ログの分析で使用しています。大容量データでもすぐに結果が帰ってくるなど、性能面には非常に満足しています。
▲「Lost Nia」の紹介画像
クラウドエースを導入して良かった点を教えてください
支払代行のゴールドサポートを利用しています。
元々クレジットカードで Google と直接契約して Google Cloud を使っていました。クラウドエースを利用する決め手になったのは、これまでたくさんのお客様の導入実績があるので、Google Cloud の活用方法について色々相談出来ると思ったからです。
サポートが無かった時は、障害が起きている時も、全て自分たちで原因を調べて対処してきましたが、それを相談出来る窓口があるのは非常に心強いです。
また、新しいサービスが出た時に気軽に使い方などを相談できるのも重要な点です。
請求面でも、トラブルが起こった時の対応が非常に楽になった点も大きいです。
今後の Google Cloud の活用方法について教えてください
アクセス数の多いゲームアプリ構築にあたって、データベースの負荷をどのようにして低減させてるかがポイントになってきます。kubernetes、GKE、Cloud Spanner の活用はもちろんですが、これから出てくる新しいサービスにも期待しております。
田宮様からはその他、様々な Google Cloud の魅力についてコメントをいただきました。
その中でも特に Google Cloud は Google と同様のインフラを安価で利用できる環境が整っている点を高く評価されていました。
田宮様はKubernates(コンテナを自動で管理するツール)がリリースされる前、コンテナをGCE上に立て、全て手作業で管理されていました。
こちらはゲーム業界で、画期的な活用事例として多く紹介されました。
構成図などの詳細はファイブスターズゲーム株式会社のゲーム開発ブログで公開されております。
http://media.5sg.jp/20160808101
http://media.5sg.jp/20160830316
また、田宮様自身が今後 Google Cloud 上でやってみたいことについても、「施策に対するユーザの動きの分析」をはじめ、多くのプランがあるとのことでした。
弊社ではお客様がより Google Cloud を利用しやすいようなサポートを心がけております。それは言語面や請求面だけでなく、お客様がやりたいと思ったことや不安なことを気軽に相談できるようなサポートを目指しております。特にゲーム業界は先進的で、これから Google Cloud を利用する企業は増えていくことと思います。 Google Cloud にご興味がある方はCloud Aceへお気軽にご相談ください!
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