• クラウド導入お役立ち記事
4分で読める

マルチクラウドとは?導入のメリットとデメリット


こんにちは、クラウドエース編集部です。
数年前までの企業におけるクラウド導入といえば、オンプレミスの環境からクラウドサービスを導入・活用して、運用や保守にかかる費用やサーバーの導入に対する初期費用などのコスト削減を目的とした取り組みがメインでした。しかし近年、クラウドは革新を遂げており、一つのクラウドサービスだけを利用して他のプラットフォームがもたらすメリットを逃すのではなく、複数のクラウドサービスの良いところを組み合わせて環境を構築するアプローチが主流になってきています。

マルチクラウド は複数クラウドサービスの良いトコ取り!

マルチクラウドとは、展開したい機能や提供したいサービスに応じて、プライベートクラウド同士やパブリッククラウド同士あるいはその両方を組み合わせたクラウドの取り組みです。 複数のクラウドサービスを組み合わせたら、どのようなメリットが生まれるのでしょうか?詳しく解説したいと思います。

マルチクラウドのメリット

1.多様なカスタマイズ性

最も最初に考えられるメリットは多様なカスタマイズ性です。マルチクラウドを積極的に取り入れると、シングルクラウドで提案が困難だったお客様のビジネス要件を最適なサービスベンダーに合わせることができるため、ニーズに合わせたサービスを提供することが容易になります。さらに、ベンダーの案件に合わせて自社のプロセスを変更するのではなく、多くの選択肢を残したままそのニーズの最適な要求に応えられるメリットもあります。

2.ベンダーロックインの回避

ベンダーロックインとは、特定のベンダーに依存してしまうことで他社の製品やサービスに切り替えることが困難になってしまう現象です。そこで、マルチクラウドを導入することで、ベンダーロックインを回避できることがメリットの一つとなってます。昨今、同種企業との競争力を高めるには、コスト削減やパフォーマンスの最適化など、業務を最適な環境で実行できるかが重要になってます。その中で、マルチクラウドは1社のベンダーのみに頼ることがないので、常時ベンダーから別のベンダーへの切り替えを強みとし、価格競争を上手く利用することで強力な交渉力と最適な経済性を持つことができます。その結果、多くのクラウドサービスベンダーとのパートナーシップからも最大限の価値を引き出せます。

3.リスク分散・軽減

どれほど信用性の高いクラウドでもインフラに障害やサイバー攻撃を受けることで故障する可能性があります。一つのサービスに頼ってクラウドを運用している場合、そのクラウドが復旧するまで作業が止まってしまい、最悪の場合全てのデータを紛失してしまう恐れがあります。マルチクラウドを採用することで、事前に別のクラウドサービスにデータをバックアップしながら運用し、障害時にアプリケーションや重要なデータへのアクセス、保護、リスク分散ができます。一つのクラウドサービスが機能停止しても、別のクラウドサービス作業を続けることが強みです。また、データ通信量が分散されるので、一つのクラウドにアクセスが集中せず、快適に作業を行えます。

4.俊敏性

マルチクラウド戦略を立案するのは簡単なことではなく、多くの伝統的な企業はいまだにレガシーなITシステムやオンプレミス構造に悩まされています。そのため、マルチクラウドのインフラの導入に必要な専門知識を提供する有能なサービスプロバイダーを探し出すことが必要です。適切な専門知識があれば、複数のクラウドプラットフォーム、ストレージ間で俊敏性と業務の可動性を実現することができます。

マルチクラウドの課題はコストと難易度

  1. コストの最適化
    コスト最適化は、マルチクラウド管理戦略において不可欠な要素です。各プラットフォームの費用を管理しなければ、他社クラウドの安価なサービスに対して過剰に費用をかけることになります。費用の負担を避けるために、マルチクラウドの導入以前に各ベンダーの価格や自社に合ったプロダクト、サポート力を評価する必要があります。それぞれのクラウドプロバイダーにはそれぞれ得意分野がありますが、多くのサービスは比較的標準化されているので、より手頃な価格のオプションを見つけることが可能です。すでに財政的な問題が生じているのであれば、より費用対効果の高いプロバイダーへの移行を検討する価値があります。もし適切な計画と監視があれば、クラウドからクラウドへの移行は、オンプレミスの移行よりも合理的に行うことができます。
  2. 時間とリソースの難易度
    一つのクラウドプラットフォームに精通するためには、多くの時間とリソースが必要です。そのため、複数のクラウド環境を利用することは、それぞれ複雑な問題が発生する可能性があります。その結果、新しいシステムの開発や顧客サービスの管理など、他の業務に割く時間が少なくなってしまうのです。さらに、マルチクラウド環境を適切に監視・制御しないと、運用上の問題が蓄積され、アクセス制御やセキュリティ更新の管理に支障をきたすようになってしまいます。

    効果的なマルチクラウド環境を構築するには、社内の開発チームが複数のプラットフォームを使いこなす必要があり、クラウドの強みである手軽さがなくなってしまうリスクがあるので、リソースの割り当てが重要となります。

どのような企業にマルチクラウドの導入が当てはまるのか?


実際に私がお客様と接する中で、マルチクラウドを導入される際の主な理由をまとめてみましたのでもし当てはまる方はマルチクラウドを検討されてみてもいいかもしれません。

  • クラウド内のコンポーネントの局所的な障害によるデータ損失やサービス停止を回避するため。
  • ベンダーロックインを避けるため。
  • 競争力のある価格でクラウドサービスでの利用、特定の機能をピンポイントで利用するクラウドサービスでビジネスおよび技術的目標を達成するため。
  • 各クラウドサービス間を利用する際の俊敏性

導入を考えている方々へ

クラウドエースでは、マルチクラウドの中で Google Cloud のご利用を検討されている方々に対して新規導入から構築支援そしてアフターフォローまでワンストップで手厚くサービスを提供しております。サービスの一つであるサポートプランでは、Google Cloudのエキスパートであるクラウドエースのエンジニアが技術的サポートを行い不明点を解消しますので、お気軽にクラウドエースにご相談下さい。

3大クラウド最新比較表はこちら

導入を考えている方々で、Google Cloud だけでなく、AWS や Azure も検討してみたいという方はぜひ下記の資料をご覧になってください!
GCP・AWS・Azure 3大クラウドサービス比較表では各社クラウドのあらゆるサービスや料金等の比較を網羅的に行なっております。よりクラウドサービスを体型的にご理解いただける内容となっておりますのでこちらもぜひお読みください。

この記事を共有する

合わせて読みたい