- Google Cloudに関する記事
Google オフィスツアー & カルチャーセッション レポート
こんにちは、クラウドエース ブランディング室です。
本記事では、2023 年 11 月に開催された 「オフィスツアー&カルチャーセッション at Google」をレポートします。
クラウドエース初の試みとなる中小企業向け Google カルチャー紹介イベントが実現しました。本記事では、当日の様子を写真と共にレポートします。
目次
オフィスツアー & カルチャーセッション at Google とは?
オフィスツアー & カルチャーセッション at Google は、Google Cloud を利用したことがない、あるいは使い始めた中小企業のお客様を対象に、Google Cloud のプロダクトと文化を Google のオフィスにて実際に体感していただくイベントです。今回はグーグル・クラウド・ジャパン合同会社にご協力いただき、初めての開催となりました。お客様に Google Cloud の特徴や実際のユースケースを知っていただき、Google Cloud を使ってみたい!自社でこんな活用ができそう!とイメージを膨らませることができるようなイベントを目指しています。
Why Google Cloud
最初のセッションでは、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社より、Google Cloud の最新 AI 技術についてお話いただきました。
Google Cloud では、組織がイノベーションを簡単かつスケーラブルに実現できるよう、生成AI プロダクトの開発に注力しています。
VertexAI という AI プラットフォームを中心に Duet AI、Generative Al App Builderなどのサービスがあります。
当日は、実際に Vertex AI search と PaLM 2 のデモを実演していただきました!
- Vertex AI Search の検索機能
- PDFファイルをデータソースとして学習させ、EX Cloud SQLとは?と質問すると、PDFに記載されている回答が返ってきた。
- さらに Web サイトをつなげると、Google の Web の中にある SQL に関する検索結果が返ってくる。
- PaLM 2 社外向けの有害性検知
- 宗教に関連する質問を投げると、黄色くハイライトされて回答が返ってくる
参加いただいたお客様には、”自然言語でこんなに簡単にできるのは驚いた”、“自然言語による問い合わせに対してグラフで応答するアプリは非常に魅力的”といった反応をいただきました!
クラウドエースの取り組み
続いては、クラウドエースの Google Cloud の活用支援について紹介しました。弊社では、幅広い業界の 1,000 社以上の企業を支援してきた実績とノウハウを武器に、お客様のクラウド活用を支援しています。特に、近年は Google Cloud の生成AI が注目を集めており、お客様の生成AI 活用の支援にも注力しています。
こうした生成AI 支援の一環として、イベントでは Google Cloud 生成AI 認定トレーニングを紹介しました。
例えば、先日提供を開始した「Interactive Chat for Applications using Gen AI Studio」トレーニングでは、Vertex AI の Gen AI Studio を使用したテキスト生成モデルの使用方法を学ぶことができます。
トレーニングの詳細については、こちらをご覧ください。
https://cloud-ace.jp/training_course/interactive-chat-for-applications-using-gen-ai-studio/
また、Google Cloud の生成AI プロダクトを活用したお客様との取り組みとして生成AI ハッカソンを紹介しました。このハッカソンは、ひとつの課題を全体のチームで取り組むのではなく、それぞれのチームで設定した課題を軸に、Google Cloud の生成AI プロダクトを活用したアイディアを発表するというイベントです。
この生成AI の活用を探るハッカソンの取り組みは反響があり、イベント後のアンケートでは参加してみたいというお声もいただきました!
Bitley × クラウドエースの生成AI ハッカソンのイベントレポートはこちら!
Google のイノベーションを生み出す組織環づくりのためのリーダーシップ・プログラム
Google Workspace の担当者である Rika さんから、”10X Innovation Culture Program”という Google のリーダーシッププログラムについて紹介いただきました。
Google の働き方のカルチャーは”ひとりではなく、チームで働くこと“を重視しています。チームで働く環境をいかに作るかという点を軸に、革新的な職場環境作りを推進しています。本記事では、そのカルチャーの一部を抜粋して紹介します。
- シェアをする文化: TGIF という制度では、Google の全社会議において、誰でも質疑応答に参加し、各部門のリーダーからリアルタイムで回答を得る機会が設けられています。また、資料作りにおいても、他の人が作成した資料はデフォルトで公開され、良い資料があれば積極的にシェアすることで情報の伝達量と速さを最大化しています。
- 20% プロジェクト:業務時間の 20% を普段の業務とは異なることに使うことができる制度です。アイディアはどこからでも生まれるという考えの下、異なるチームのメンバーと自由に議論し、新しいプロジェクトを推進する取り組みです。Gmail や Google Maps などのサービスもこの制度から生まれました。
- ピアボーナス制度:日々見落とされがちなチーム外への貢献や成果に対して、メンバーが具体的な表彰や何らかの報酬を受け取ることができる制度です。チーム内外で様々な人と協力しながら仕事をすることを奨励し、個人のモチベーションの向上にもつながります。
このように、Google ではチームで働く環境作りにおいて、オフィス環境にも様々な工夫が施されています。例えば、自由に座れるフリーデスクやマイクロキッチンなどの設備を提供することで、メンバーが気軽に立ち寄り、会話やアイディアが生まれるきっかけとなる場所を提供しています。
オフィスツアーの後は、質疑応答と参加者同士のディスカッションタイムに。
質疑応答では、参加者から「それでも一人になってしまう人はいませんか?」という質問が上がりました。
この質問に対し、Google の Rika さんからは、「Google には一人席が存在しません。なりたくてもなれません(笑)」との答えが。また、Google では、普段の業務では関わりの少ない部署との交流会を定期的に開催し、横のつながりを強化する仕組みを整えてるそうです。
ディスカッションでは、参加者同士で「社内やお客様にどのような訴求ができるか」「訴求する上でどのような点に取り組めそうか、どのような点が難しいか」といった内容について、和やかな雰囲気で話し合いが行われました。
最後に
イベントでは、Google Cloud の最新 AI 技術やクラウドエースの取り組み、Google の働き方のカルチャーについて学ぶことができました。参加者からは、「社内ですぐに活かせる点が多くあった」といったお声や、「自社の働き方改革について具体的なアイディアが生まれた」といったお声もいただきました。
こうした参加者の声を受け、クラウドエースは、今後もこうしたカルチャーセッションやハッカソンを定期的に開催することで、中小企業の皆様がクラウドを活用し、ビジネスの成長や働き方改革を実現できるよう支援を続けて参ります。
※Google Cloud、Google Workspace、Vertex AI は Google LLC の商標です。
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